今シーズン初出場を果たしたドゥビュシー(左)は、ハムストリングを痛めてピッチに腰を下ろす [写真]=Arsenal FC via Getty Images
アーセナルに所属するマチュー・ドゥビュシーが負傷した。同クラブの指揮を執るアーセン・ヴェンゲルのコメントを、アメリカメディア『ESPN』が27日に伝えている。
ドゥビュシーは、昨年11月24日のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節ディナモ・ザグレブ戦以来アーセナルでプレーしていなかった。昨シーズン後半戦はボルドーにレンタルされ、今夏にアーセナルに復帰したが、8月にふくらはぎを痛めた影響もあってベンチ入りさえ叶わない状況。しかし、27日のプレミアリーグ第13節ボーンマス戦でメンバー入りを果たすと、ヴェンゲル監督は同選手をスタメンに抜擢。約1年ぶりにエミレーツのピッチに帰ってくると、試合開始から落ち着いたプレーを披露し果敢なスライディングタックルも見せていた。
ところが、16分にアクシデントが発生。バックヒールで味方にパスを出した際に足を痛めてピッチに倒れ込むと、そのまま交代となりピッチを後にした。
ヴェンゲル監督はドゥビュシーについて「彼自身は深刻なものだと感じているようだ。メディカルスタッフと話してみないとわからないけどね。MRIスキャンを受けて、48時間すれば負傷の度合いが明らかになる」と、同選手が詳しい検査を受けることを明らかにした。
20分にも満たないプレー時間で退くことになってしまったドゥビュシー。試合後の同選手は「とてもショックを受けていた」とヴェンゲル監督は明かした。それでも「彼はいいスタートを切ったし、キレがあった」と、プレーに一定の評価を与えている。
アーセナルは同試合、ボーンマスに3-1と快勝。チリ代表FWアレクシス・サンチェスが2ゴールと躍動し、ボーンマスを寄せ付けなかった。3ポイントを獲得したアーセナルは首位チェルシーとの勝ち点差3を維持し、トップを追走している。30日にEFLカップ(フットボールリーグ・カップ)の準々決勝で日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンと顔を合わせた後、12月3日にプレミアリーグ第14節でウェストハムと対戦する予定だ。
By サッカーキング編集部
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