アーセナルの本拠地であるエミレーツ・スタジアム [写真]=Getty Images
アーセナルの本拠地エミレーツ・スタジアムに不法侵入し撮影された動画がネット上に投稿され、イギリスで話題を呼んでいるようだ。イギリス紙『デイリーミラー』などが11日に報じた。
同スタジアムに侵入したのは、これまでに複数の有名建築物に侵入し、アメリカの動画投稿サイト『YouTube』にその映像を公開してきた男。「ダイングラマ(DyingLlama)」のアカウント名で知られ、現時点で20万人以上のフォロワーを持つ。過去には、2012年のロンドンオリンピックでメイン会場となり、今シーズンからはウェストハムの本拠地となったロンドンスタジアムへの侵入にも成功している。
同紙によると、彼は今月上旬に友人らと共に真夜中のエミレーツ・スタジアムに侵入したという。そこで撮影された動画が10日に公開されると、瞬く間にファンの間で話題を呼び、これまでに20万回以上の再生を記録している。
なお、スタジアムへの侵入に成功した後は、何の不自由もなく施設内を移動できたようだ。公開された動画を確認すると、階段に向かう扉に鍵はかかっておらず、スタジアムの上層部に簡単に到達していたことが分かる。
また、スタジアムの屋根裏まで到達すると、空中に剥き出しになったパイプの上を歩いたり、南側ゴール裏に設置されている時計の針に触れたりと、一歩間違えば死につながる危険な行動を繰り返していることも確認できる。
今回の出来事を受けて、アーセナルの広報担当者は「ファンの安全は最優先事項であり、エミレーツ・スタジアムの警備はとても重要なことだと考えている。すでに捜査を開始しており、警察の協力の下で警備体制の見直しを行っている」と発表している。
(記事/Footmedia)
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