離脱者続出のアーセナル、指揮官はウィルシャー放出を後悔？「彼を使いたい」

　アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督が、昨夏にボーンマスへレンタル移籍で放出したイングランド代表MFジャック・ウィルシャーに言及した。6日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

　昨年8月、2010年以来のレンタル移籍でアーセナルを離れ、ボーンマスに加入したウィルシャー。直近の3シーズンでは数々の負傷に悩まされて十分な出場機会を得られていなかったが、今シーズンは新天地でリーグ戦20試合中17試合に出場している。

　アーセナルは現在、中盤に複数の離脱者を抱えている。スペイン代表MFサンティ・カソルラとフランス人MFフランシス・コクランが負傷中。また、エジプト代表MFモハメド・エルネニーはアフリカ・ネイションズカップ出場のためにチームを離れている。

　ヴェンゲル監督は、ウィルシャーを放出したことを後悔しているか問われ、「もちろんだ。彼を使いたい、今使うことができたらと思うよ」と返答。離脱者が複数いる現状では、同選手が必要だと認めた。

　一方で、「シーズン中にはうまくいかない時期があって、選手が必要に感じることがある。でも、シーズン初めは選手の競争、人数、出場機会のバランスを取ることが必要だ。今までは彼（ウィルシャー）を放出したことは正しい判断だったと思っていたよ」と、チームのバランスと選手の出場機会を考えてのレンタル移籍だったと明かした。

　アーセナルは7日にFAカップ3回戦でプレストン（2部）と対戦。14日には、プレミアリーグ第21節でスウォンジーと敵地で対戦する。