マンチェスター・Uとリヴァプールが激突した [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第21節が15日に行われ、マンチェスター・Uとリヴァプールが対戦した。
公式戦8連勝中と絶好調のマンチェスター・U。今節は勝ち点5ポイント差で追うリヴァプールをホームで叩き、チャンピオンズリーグ出場圏内に近づきたいところ。伝統の“ナショナルダービー”には元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ、フランス代表MFポール・ポグバらをスタメン起用。イングランド代表FWウェイン・ルーニーはベンチスタートとなった。一方のリヴァプールは、公式戦3試合で未勝利が続いている。2017年初勝利を目指して、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノらが先発。イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンも戦列復帰を果たした。
試合立ち上がりは両チーム一進一退の攻防。なかなかシュートシーンは訪れない。
それでも18分、マンチェスター・Uはピッチ中央を駆け上がったポグバが、ヘンリク・ムヒタリアンのスルーパスに反応。ボールへ追いつき、エリア内で左足を振りぬいた。しかしボールはポスト右へわずかに外れる。
26分、リヴァプールの右CKにポグバがエリア内で手を出し、ハンドの判定。このビッグチャンスでキッカーを務めたジェームズ・ミルナーが、落ち着いてゴール右下へ蹴りこみ、先制点を奪った。
マンチェスター・Uは33分、ゴール前でFKのチャンスを迎える。イブラヒモヴィッチの強烈なシュートはゴール左下へ飛ぶが、GKシモン・ミニョレが好セーブを見せ、得点を許さなかった。前半はこのままリヴァプールの1点リードで終える。
1点を追うマンチェスター・Uは、後半開始とともにルーニーをピッチへ送り込んだ。
54分、マンチェスター・Uは敵陣でボールを奪うと、右サイドを猛スピードで駆け上がったムヒタリアンへパスが渡る。エリア右へ進入したムヒタリアンはクロスを選択するが、誰もボールに合わせることができず、チャンスを活かせなかった。
押し込まれる時間が続くリヴァプール。61分にフィリペ・コウチーニョを投入し、攻撃の活性化を狙った。
すると67分、リヴァプールは左サイドからコウチーニョが突破を図り、最後はエリア内にこぼれたボールをアダム・ララーナが反転シュート。しかしGKダビド・デ・ヘアがボールをキャッチする。
さらにリヴァプールは75分、自陣でポグバからボールを奪い、一気にカウンター。最後はエムレ・ジャンのクロスに、ファーサイドのジョルジニオ・ワイナルドゥムがダイビングで飛び込んだ。しかしボールはクロスバーの上へ外れる。
84分、マンチェスター・Uがマルアン・フェライニのヘディングシュートが右ポストに当たってエリア内にこぼれたところを、アントニオ・バレンシアがクロス。これをイブラヒモヴィッチが頭で押し込み、同点に追いついた。
結局このまま1-1でタイムアップ。試合は痛み分けに終わった。マンチェスター・Uは公式戦の連勝が「8」でストップ。一方のリヴァプールも、2017年初勝利とはならなかった。
次節、マンチェスター・Uは敵地でストークと、リヴァプールはホームでスウォンジーとそれぞれ21日に対戦する。
【得点者】
0-1 27分 ジェームズ・ミルナー(PK)(リヴァプール)
1-1 84分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(マンチェスター・U)
By サッカーキング編集部
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