サウサンプトン戦に敗れたレスター [写真]=Getty Images
日本代表FW岡崎慎司所属のレスターが、プレミアリーグにおいて昨シーズンを超える失点数を記録した。23日付のイギリス紙『デイリーメール』が報じている。
レスターは22日のリーグ第22節、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトン戦で3ゴールを献上し、今シーズンのリーグ戦失点数が「37」まで伸びた。これで同クラブは、リーグタイトルを獲得した昨シーズンの失点数「36」を超したこととなった。
この数字を受け同紙は、デンマーク代表GKカスパー・シュマイケル、イングランド人DFダニー・シンプソン、ジャマイカ代表DFウェズ・モーガン、元ドイツ代表DFロベルト・フートの5人が昨シーズンに引き続きレギュラーを務めながらも、今シーズンは「しばしば崩壊する」とその守備のもろさを指摘。原因を分析した。
同紙は主要な原因として、フランス代表MFエンゴロ・カンテの退団を挙げた。昨夏にレスターからチェルシーへ完全移籍したカンテについて、「2選手分をカバーしていた」と絶賛。その上で、後釜として期待されているフランス人MFナンパリス・メンディ及び、今冬にチームへ加わったナイジェリア代表MFウィルフリード・エンディディの活躍が守備力向上の糸口であるとした。
また、今シーズンはチャンピオンズリーグにも参戦する中で、控え選手の物足りなさも指摘。実際、センターバックの元ポーランド代表DFマルチン・ヴァシレフスキは、リーグ戦1試合の出場にとどまっている。さらに、クラウディオ・ラニエリ監督が試す新フォーメーションに関しても、「選手を混乱させただけ」と厳しい評価が下された。
現在勝ち点21で15位に沈むレスター。降格圏の18位クリスタル・パレスとは同5ポイント差となっている。シーズン後半戦での巻き返しに期待が寄せられる。
By サッカーキング編集部
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