フル出場で勝利に貢献した吉田麻也(左)[写真]=Liverpool FC via Getty Images
フットボールリーグ・カップ(EFLカップ)準決勝セカンドレグが25日に行われ、リヴァプールと日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンが対戦した。吉田は先発メンバーに名を連ねた。
ここ5試合で1勝2分け2敗と調子を落としているリヴァプール。11日に行われたファーストレグは敵地で0-1の敗戦を喫しており、ホームで逆転突破を狙う。先発メンバーにはGKロリス・カリウス、DFジョエル・マティプ、MFジョーダン・ヘンダーソン、MFフィリペ・コウチーニョらが名を連ねた。一方、連勝を目指すサウサンプトンは、負傷したDFフィルジル・ファン・ダイクに代わってDFジャック・スティーブンスが吉田の相棒としてセンターバックに入り、MFスティーヴン・デイヴィス、FWジェイ・ロドリゲスらが先発出場となった。
最初のチャンスはサウサンプトン。36分、ネイサン・レドモンドが左サイドをドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア内左の深い位置まで突破。中央へ折り返したところにドゥシャン・タディッチが左足で合わせるが、飛び出した相手GKカリウスにブロックされた。
リヴァプールは54分、エリア手前中央でパスを受けたエムレ・ジャンが強烈なミドルシュート。これにサウサンプトンGKフレイザー・フォースターが反応したものの、後逸してしまいボールは吸い込まれるようにゴールへ。だが、すぐさま対応したフォースターがライン上ぎりぎりで掻き出し、難を逃れた。
その後、リヴァプールは猛攻を仕掛けるが、ゴールが遠い。すると、堅い守備で凌いだサウサンプトンが終了間際に華麗なカウンターで試合を決定づけた。後半アディショナルタイム1分、相手CKのこぼれ球を繋いだサウサンプトンは、途中出場のジョシュ・シムズがドリブルで持ち上がり、エリア内右へスルーパス。そこに走り込んだ同じく途中出場のシェーン・ロングがワントラップから右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
試合はこのまま終了し、サウサンプトンが1-0で勝利。2連勝で合計スコア2-0とし、リヴァプールを破って決勝進出を果たした。なお、吉田はフル出場している。
サウサンプトンは2月26日に行われる決勝で、ハルとマンチェスター・Uの勝者と対戦する。
【得点者】
0-1 90+1分 シェーン・ロング(サウサンプトン)
By サッカーキング編集部
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