治療を受けるアーセナルのDFベジェリン [写真]=AMA/Getty Images
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が、プレミアリーグ第24節・チェルシー戦での1失点目のシーンについて、判定に不満を見せた。イギリス紙『デイリーメール』が4日付で伝えている。
問題となったシーンは、13分に起こった。右サイドからのクロスボールにチェルシーのFWジエゴ・コスタがヘディングシュート。これがクロスバーに当たると、その跳ね返りを巡ってアーセナルのDFエクトル・ベジェリンとチェルシーのスペイン人DFマルコス・アロンソが競り合う。この時、M・アロンソの肘がベジェリンの顔面に直撃したが、主審はファウルを取らず。競り合いに勝ったM・アロンソが頭で先制点を挙げた。このプレーが原因で、ベジェリンは17分にDFガブリエウとの交代を余儀なくされている。
同紙は試合後のヴェンゲル監督のコメントを掲載。ベンチ入り禁止処分中のためにスタンドからこの試合を見守った同監督は、「100%ファウルだった」と主張した。さらに「非常に危険なプレーだった。ベジェリンは脳震盪を起こしていた」と続け、同選手がその時のスコアを知らなかったことも明らかにしている。
「今日の試合の特徴は、審判が地上でのタックルにあまりにも厳しく、空中で肘を使うことについては寛容だったということだ」と同監督は怒りをあらわにした。そのうえで、「今日だけでなく多くの試合でそのようなことを見ている。しかし、頭は足よりもはるかに危険だ」とコメントし、頭部への危険な接触について警鐘を鳴らしている。
By サッカーキング編集部
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