ランパードがチェルシーでの日々を振り返った [写真]=Chelsea FC via Getty Images
今月2日に現役引退を表明した元イングランド代表MFフランク・ランパードが、長きに渡って所属したチェルシーでのプレーを振り返った。同クラブの公式HPが伝えている。
38歳のランパードは今月2日、自身のインスタグラムを更新。21年、素晴らしい時間を過ごし、キャリアを終える適切なタイミングだと感じている」と引退を表明した。同選手はウェストハムでプロデビューを果たすと、2001年にチェルシーへ加入。チャンピオンズリーグやプレミアリーグ制覇に大きく貢献したほか、MFの選手ながらクラブ史上最多の通算211得点を記録した。
栄光のキャリアを築いたチェルシーでの日々について「加入した時は、まさかここまでのことになるなんて想像もしていなかったよ!当時のチェルシーは優勝争いからは遠かった。だからまずは、先輩たちのゴール記録に近づくことで“チャンピオンズリーグに出られれば”と思っていたんだ」と話し、以下のように続けた。
「結果としては、こうした夢のはるか上を味わうことができたけどね。それぞれ夢があって、時には叶わないこともある。でも、全てを叶えたうえにそれ以上のものを手にできたら、最高だよね」
そしてランパードは、最も辛かった思い出として「もちろん、モスクワの一戦だよ」と、2007-08シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝でPK戦の末、マンチェスター・Uに敗れた日のことを挙げた。
「でも、ネガティブには捉えたくないんだ。モスクワで負けたからこそ、ミュンヘンでの優勝は一層素晴らしいものになったからね」
チェルシーは4年後、2011-12シーズンのCL決勝でバイエルンを撃破。2007-08シーズンと同様にPK戦までもつれ込んだ激闘を制し、ビッグイヤーを獲得した。
「ミュンヘンでのチャンピオンズリーグ決勝、ファンと喜びをわかち合ったあの時間は忘れられないね。試合自体は“楽しい”というよりも辛いものだった。でも、全てが報われたんだ。間違いなく最高の瞬間だったよ」
栄光に満ちた選手生活を終えたランパード。今後はどのようなキャリアを歩んでいくことになるのだろうか。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト