ヴェンゲル監督(左)と言葉をかわすサンチェス(右) [写真]=Arsenal FC via Getty Images
不仲が噂されるアーセナルに所属するチリ代表FWアレクシス・サンチェスと、同クラブを率いるアーセン・ヴェンゲル監督が6日の練習で交わした握手について、イギリス紙『デイリー・ミラー』が独自の視点から報じている。
今シーズンは序盤からゴールを量産し、アーセナルの中心選手として活躍を続けていたサンチェス。しかし1月14日に行われたスウォンジー戦では交代時に不満をあらわにして、ヴェンゲル監督との確執が表面化し始めると、4日のプレミアリーグ第27節リヴァプール戦では遂にスタメン落ちという事態にまで発展した。
両者の関係についての憶測がヒートアップする中、7日にホームで行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグ・バイエルン戦に向けて月曜日に行われた練習では、サンチェスとヴェンゲル監督が握手を交わすという一幕があった。『デイリー・ミラー』はボディランゲージに詳しいジュディ・ジェイムズ氏のコメントを掲載し、学問的見地から2人の関係を分析している。
「ピッチサイドでボスを待ち伏せるサンチェスは、まるでネズミを狙う猫のようだった」とジェイムズ氏は、サンチェスの行動が報道陣を意識した計画的なものだったと指摘。2人の立ち位置についても「握手できる範囲内では最も遠い」とした上で、ヴェンゲル監督がもう片方の手をポケットに突っ込んでいた点に注目し、「己の真意を隠したいという思いの表れ」として、2人の間にはまだ心理的な壁があることを予想した。
今回の一件を「カメラの前で行われたぎこちない儀式」と評したジェイムズ氏。リーグ戦で最近4試合で3敗のヴェンゲル監督は、まだまだピッチ内外で難しい問題に悩まされそうだ。
(記事/Footmedia)
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