バイエルン戦でチェフ(中央)と談笑し笑顔を見せていたサンチェス(右) [写真]=Catherine Ivill - AMA/Getty Images
アーセナルの元チェコ代表GKペトル・チェフは、チームメイトのチリ代表FWアレクシス・サンチェスのバイエルン戦での行動について、周囲の理解を求めた。イギリス紙『デイリーメール』が報じている。
アーセン・ヴェンゲル監督との不仲が囁かれ、移籍の噂も報じられているサンチェス。7日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグのバイエルン戦では、後半途中でベンチに下がったサンチェスがチェフと言葉を交わした際、口に手を当てて笑いをこらえるような仕草を見せたことが問題に。多くのメディアが取り上げたが、チェフはこれを「選手へのリスペクトに欠けた行為」と非難した。
「彼は傷ついている。実際、あの時は負けている場面で『2点目を取れば一気に状況が変わるかもしれない』と話していたところだった。あの場面だけを切り取られ、いろいろな解釈をされてしまうのは仕方のないことかもしれない。だけどこんな伝わり方をして残念だし、失望している」
現在プレミアリーグで5位につけているアーセナルだが、首位とは勝ち点16差で優勝は難しい状況。11日に行われたリンカーン・シティとのFAカップ準々決勝は5-0と大勝したものの、CLでバイエルンに2試合連続で1-5と惨敗したこともあり、ヴェンゲル監督への不満が強まっている。
しかしチェフは「監督はベンチで、選手はピッチで仕事をする。責任は監督だけのものではない。どのポジションの選手にも同じだけ責任がある」と語り、監督を擁護。「バイエルン戦はたしかに難しかったけれど、すぐにまた試合がやってくる。大事なのは切り替えて、常に次の準備をすること。自分にできる最大限の準備をしていれば、必ず結果が出るはずさ。そしたらチームの雰囲気も変わる」と前向きに語った。
アーセナルは次節のリーグ戦で、8位につけるウェスト・ブロムウィッチと敵地で対戦する。
By サッカーキング編集部
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