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モウリーニョが“師匠”ファン・ハール前監督の補強方針を批判

2017.03.17

苦言を呈するモウリーニョ [写真]=Getty Image

 マンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督がイギリスメディア『BBC』のインタビューに応じ、昨シーズンまで同クラブの監督を務めたルイ・ファン・ハール氏の補強戦略に苦言を呈した。17日付の同メディアがコメントを伝えている。

 モウリーニョ監督は1997年からの3年間、ルイ・ファン・ハール氏が率いたバルセロナでアシスタントコーチを務めた経験を持つ。しかし、恩師にあたる同氏がマンチェスター・Uで行った補強策は失敗だったと考えているようだ。

 モウリーニョ監督は、「私は哀れなクラブに出会った。ユナイテッドが売ってしまった選手は、もう二度と取り戻せない選手ばかりだ。アンヘル・ディ・マリア、ハビエル・エルナンデス、ダニー・ウェルベック…。私なら、彼らを売るなんてありえない」とコメント。ファン・ハール氏が戦力外だと見なして放出した3選手の名前を挙げて、補強戦略に落ち度があったと指摘した。

 またモウリーニョ監督は、チームの現状についてもコメント。「我々には、まだ全てを勝ち取る準備はできていない。すべての試合、すべてのポイントを全力で取りに行くのがこのクラブ、そして私の本能だが、いくつかのビッグクラブとはやはり差がある」と、現時点ではライバルに劣っていることを認め、「一旦過去の栄光は忘れてほしい」と周囲に我慢を促した。

 「タイトル獲得のベースにあるのは、フットボールの質とファンとの絆だ」と語るモウリーニョ監督。就任1年目の今シーズンは順風満帆とはいかないが、“赤い悪魔”を復活に導けるだろうか。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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