苦言を呈するモウリーニョ [写真]=Getty Image
マンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督がイギリスメディア『BBC』のインタビューに応じ、昨シーズンまで同クラブの監督を務めたルイ・ファン・ハール氏の補強戦略に苦言を呈した。17日付の同メディアがコメントを伝えている。
モウリーニョ監督は1997年からの3年間、ルイ・ファン・ハール氏が率いたバルセロナでアシスタントコーチを務めた経験を持つ。しかし、恩師にあたる同氏がマンチェスター・Uで行った補強策は失敗だったと考えているようだ。
モウリーニョ監督は、「私は哀れなクラブに出会った。ユナイテッドが売ってしまった選手は、もう二度と取り戻せない選手ばかりだ。アンヘル・ディ・マリア、ハビエル・エルナンデス、ダニー・ウェルベック…。私なら、彼らを売るなんてありえない」とコメント。ファン・ハール氏が戦力外だと見なして放出した3選手の名前を挙げて、補強戦略に落ち度があったと指摘した。
またモウリーニョ監督は、チームの現状についてもコメント。「我々には、まだ全てを勝ち取る準備はできていない。すべての試合、すべてのポイントを全力で取りに行くのがこのクラブ、そして私の本能だが、いくつかのビッグクラブとはやはり差がある」と、現時点ではライバルに劣っていることを認め、「一旦過去の栄光は忘れてほしい」と周囲に我慢を促した。
「タイトル獲得のベースにあるのは、フットボールの質とファンとの絆だ」と語るモウリーニョ監督。就任1年目の今シーズンは順風満帆とはいかないが、“赤い悪魔”を復活に導けるだろうか。
(記事/Footmedia)
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