トッテナムに所属するイングランド代表MFデレ・アリは、実の両親との法廷闘争を抱えた状態で2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選に臨まなければならないようだ。イギリス紙『デイリーメール』が報じている。
報道によると、アリの両親であるデニス氏とヒケンデ氏が、同選手が16歳の時に交わしたMKドンズとのプロ契約について訴訟を提起。両氏は、両親のどちらも契約書にサインをしていなかったことはレギュレーション違反だと主張している。
デニス氏とヒケンデ氏は、アリが3歳の時に離婚。アリは13歳の頃からMKドンズのアカデミーで親友だったハリー・ヒックフォードの家に居候をしており、ハリーの両親であるアラン氏とサリー氏を父母として慕ってきたが、養子縁組の手続きは行っていない。
ヒックフォード夫妻はアリとMKドンズの契約書に署名をしているが、夫妻の立場はアリへの住居提供者となっている。そのことが規則に違反するとアリの両親は主張しているようだ。
今シーズンからトッテナムのユニフォームから“アリ”の文字を外したほど、両親との関係は冷え込んでいるアリ。プライベートな問題から頭を切り替えて、代表戦に臨みたいところだ。
イングランド代表は22日にアウェイでドイツ代表との国際親善試合に臨んだ後、26日にホームでのW杯欧州予選リトアニア代表戦を控えている。
(記事/Footmedia)