MLSへの移籍が明らかになったシュヴァインシュタイガー [写真]=Christopher Lee/Getty Images
マンチェスター・Uに所属する元ドイツ代表MFバスティアン・シュヴァインシュタイガーが、MLS(メジャーリーグサッカー)のシカゴ・ファイアーに移籍することが明らかになった。アメリカ紙『シカゴ・トリビューン』が20日付で報じている。
2015年夏にルイ・ファン・ハール前監督に見初められて、マンチェスター・Uに加入したシュヴァインシュタイガー。しかし今夏に指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督の下ではトップチームの構想から外れ、出場機会がない状態が続いていた。
1月29日のFAカップ4回戦でウィガン(2部)と対戦した際に、ようやく今シーズン初先発を果たすと初得点もマーク。約1年ぶりのフル出場で勝利に貢献したものの、以前から移籍する可能性が高いとみられていた。
ビザの承認やメディカルチェックなどがスムーズに進んだ場合、シュヴァインシュタイガーは早ければ来週にも新天地での練習に合流するようだ。加入に際し「僕はキャリアを通じて、ポジティブなインパクトを残し、素晴らしいことを成し遂げるために手助けできる場所を常に探してきた」とコメント。
「今回の移籍もまったく同じことだ。(ゼネラルマネージャーの)ネルソン(ロドリゲス)と、(ヴェリコ)パウノ(ヴィッチ監督)と会談し、クラブのビジョンや哲学に共感したし、助けになりたいと感じた」。
パウノヴィッチ監督は「ロッカールームでは彼が偉大な手本となってくれることだろう。すべてのレベルの戦いを経験し、勝利してきた選手。そのレベルに達するためにどうすればいいのか、ピッチ上でも彼の行動や姿勢、考えが、他の選手たちにとって大きな学びとなるはず」と期待を寄せている。そして「新しい環境になじむまでには時間を要するだろう」と理解を示しながらも「でも彼は違いに素早く適応できるだけの能力も持っている選手」と信頼の高さを明かした。
シカゴ・ファイヤーは1997年に創設。イースタン・カンファレンスに属し、3試合を消化した今シーズンは1勝1分1敗で7位につけている。
By サッカーキング編集部
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