MKドンズ戦に敗北したジリンガムのホームスタジアム[写真]=AMA/Getty Images
イングランド3部のジリンガムで働いていたキットマン(用具係)が、試合当日にユニフォームを忘れてしまい、解雇の憂き目にあったようだ。4日のイギリス紙『サン』が伝えている。
同紙によると、解雇されたのは、昨年夏からジリンガムでキットマンとして雇われたボブ・ルウィンさん。前任のマルコム・ステッドマンさんが74歳と高齢だったため、今シーズンから新たなキットマンとして働いていた。
しかし、1日に行われた敵地でのMKドンズ戦で、ルウィンさんはユニフォームを忘れるという大失態を犯してしまったようだ。困ったジリンガムは、相手方のクラブショップでトレーニングウェアに背番号をプリント。審判団も、それを代わりのユニフォームとして着用することを認めたという。ただし、身長206cmのGKトーマス・ホーリーは、トレーニングウェアすらも相手チームから借りる準備をしていたそうだ。
結局、試合開始15分前になって、ユニフォームがスタジアムに到着。選手たちは、普段と変わらぬユニフォーム姿で試合に出場し、事なきを得たという。とはいえ、事態を重く見たクラブ首脳陣は3日になって、ルウィンさんの解雇を決定。ステッドマンさんが今シーズンいっぱいまでの契約で復帰することになったそうだ。同クラブを率いるエイディ・ペノック監督は、「ボブのこれまでの貢献に感謝したい」と素っ気ないコメントを残している。
なお、ジリンガムは肝心の試合でも、開始10分で2失点を喫して、2-3で敗戦。チームとルウィンさんの双方にとって、悔やみきれない一戦となってしまった。
(記事/Footmedia)
By Footmedia