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移籍か退団か…苦境のアーセナル、サンチェスの不調がデータで判明

2017.04.13

去就が注目されているアレクシス・サンチェス [写真]=Arsenal FC via Getty Images

 チャンピオンズリーグでは、決勝トーナメント1回戦でバイエルン(ドイツ)に2試合合計2-10という歴史的な大敗を喫し、直近のプレミアリーグ(10日の第32節)では降格圏にほど近いクリスタル・パレスを相手に0-3と完敗したアーセナル。トップ4の座がさらに遠のき、アーセン・ヴェンゲル監督の進退問題が取り沙汰されている。

 さらにアーセナルは今シーズンの移籍市場で、チリ代表FWアレクシス・サンチェスが退団するのではないかと噂されている。果たして、エースの移籍はどれほどの痛手になるのだろうか。

 12日付のイギリス紙『サン』が紹介した、2016年と2017年におけるサンチェスのゴール数、アシスト数などの比較データを見ると、同選手が今年に入ってから調子を落としていることは明らかだ。

 データによると、サンチェスは2016年こそ1試合平均で0.71ゴール、0.35アシストを記録したものの、2017年の1試合平均では0.53ゴール、0.27アシストと数字を落としている。さらに1試合平均のチャンス創造数も2016年には2.71だったが、2017年は2.22と減少している。

 今シーズン、不調のチームと足並みを揃えるように苦しんでいるサンチェス。市場価格が高いうちにエースを移籍させるべきか、あるいはさらに調子を落とすかもしれないというリスクを抱えながらも、同選手と来シーズンをともにすべきか。今夏、アーセナルは重大な決断を迫られることになるかもしれない。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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