レスターサポーターがアトレティコ戦前に暴動…8名が逮捕

レスターサポーター

数多くのサポーターがアトレティコとのアウェイ戦に駆け付けた [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグが12日に行われ、アトレティコ・マドリードと日本代表FW岡崎慎司の所属するレスターが対戦した。この試合が開催される前に、レスターのサポーターが暴動を起こし、8名が逮捕されたという。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 アトレティコ・マドリードの本拠地ビセンテ・カルデロンでの一戦を前に、レスターサポーターたちはマドリードの中心部にあるマヨール広場に集結。サポーターだけでなく多くの観光客が集まる場だったが、発煙弾を使ったり、暴力的な言葉を叫んでいたという。中には、イベリア半島の南端にありながらも、イギリス領となっているジブラルタル海峡について触れ「ジブラルタルは我々のものだ!」と叫ぶ者もいたようだ。

 駆け付けた警察に対しても反抗的な態度をとった者が多く、数多くの飲み物の瓶や発煙弾が投げられ、現場は一時騒然。警察官が警棒などを使って制したため、頭から血を流す者もいた。この暴動によって8名が逮捕されている。

 『BBC』の番組でプレゼンターを務める元イングランド代表主将のゲーリー・リネカー氏は「その場に居合わせた歩行者の撮影した動画を見た。数人のバカのせいで、まともなサポーターが被害を受ける。うんざりだよ」と痛烈に非難した。

 試合は予定通り開催され、レスターは0-1で敗戦。セカンドレグは18日にレスターのホームで行われる。

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