マンチェスター・Uは先制するもFK弾を浴び2戦連続のドローとなった [写真]=Man Utd via Getty Images
プレミアリーグ第35節が30日に行われ、マンチェスター・Uとスウォンジーが対戦した。
現在5位のマンチェスター・Uは27日の“マンチェスター・ダービー”で引き分けに終わったものの、リーグ戦での無敗記録を24試合に伸ばし、2010-11シーズンに樹立されたクラブレコードに並んだ。今節は降格圏の18位に沈むスウォンジーをホームに迎えた。
先発メンバーには、マーカス・ラッシュフォード、ジェシー・リンガード、アントニー・マルシャルら若手に加え、ウェイン・ルーニーも先発出場。さらに負傷離脱していたフアン・マタがベンチメンバーに復帰した。
負傷者が続出しているマンチェスター・Uは、開始わずか7分にアクシデント発生。左サイドバックのルーク・ショーが負傷でピッチに座り込み、9分にそのままアントニオ・バレンシアとの交代を強いられた。バレンシアは右サイドバックに入り、アシュリー・ヤングが右から左へサイドを移した。
試合は前半アディショナルタイムに動いた。リンガードのスルーパスでペナルティエリア内左に抜け出したラッシュフォードが、相手GKに倒されたとしてPKを獲得。キッカーのルーニーが落ち着いてGKと逆のゴール右隅に決め、マンチェスター・Uが先制に成功した。
1点リードで折り返したマンチェスター・Uは後半49分、アンデル・エレーラの折り返しに、中央のルーニーが右足で合わせるが、シュートはマルシャルに直撃。その後も追加点を狙うマンチェスター・Uだったが、55分にエリック・バイリーが相手にタックルした際に右足首を負傷。一時はプレーを再開させたが、60分にマッテオ・ダルミアンとの交代を余儀なくされた。ダルミアンはそのままセンターバックに入った。
スウォンジーも70分、ジェフェルソン・モンテーロが負傷交代となり、マルティン・オルソンが投入された。マンチェスター・Uは75分、エレーラのパスを受けたバレンシアが、エリア内右から強烈な右足シュートを放つが、相手GKにセーブされる。
79分、スウォンジーが試合を振り出しに戻す。エリア手前中央からのFKで、ギルフィ・シグルズソンが右足を振り抜くと、シュートは綺麗なカーブを描き、枠の右上隅ギリギリに決まった。相手GKダビド・デ・ヘアも動けない完璧な直接FKで、スウォンジーが同点に追い付いた。
マンチェスターは直後の80分にルーニーを下げてヘンリク・ムヒタリアンを投入した。しかし、スコアは動かず、試合は1-1のままタイムアップ。マンチェスター・Uは2試合連続のドローに終わったが、プレミアリーグ25試合無敗をキープし、1シーズンでのクラブ連続無敗記録を更新した。一方のスウォンジーは連勝を逃したものの、上位から貴重な勝ち点1を奪った。
マンチェスター・Uは5月4日、ヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグでセルタとのアウェイゲームに臨む。スウォンジーは次節、同6日にエヴァートンをホームに迎える。
【得点者】
1-0 45+3分 ウェイン・ルーニー(PK)(マンチェスター・U)
1-1 79分 ギルフィ・シグルズソン(スウォンジー)
By サッカーキング編集部
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