スタンドに自身の名前がつくダルグリッシュ氏 [写真]=Liverpool FC via Getty Images
リヴァプールは、本拠地であるアンフィールドのセンテナリー・スタンドを改名するする意向を示した。イギリス紙『テレグラフ』が3日付で報じている。
リヴァプールは、かつて同クラブで7回のリーグ優勝に貢献した、元スコットランド代表FWケニー・ダルグリッシュ氏に敬意を表して、現在のセンテナリー・スタンドを「ケニー・ダルグリッシュ・スタンド」に改名するようだ。リヴァプールのオーナーグループであるフェンウェイ・スポーツ・グループは、ダルグリッシュ氏を同クラブでもっとも素晴らしい選手であると考え、今回の決定を下したと同紙は報じた。
ダルグリッシュ氏は、1989年に“ヒルズボロの悲劇”が起こった当時、監督としてリヴァプールを率いていた。被害を最小限に食い止めた功績もあり、リヴァプールのファンからもっとも愛されている人物としても認識されている。
フェンウェイ・スポーツグループの代表者としてジョン・ヘンリー氏は「アンフィールドにはすでに素晴らしい人物の名前がスタンドにつけられています。彼らはリバプールの歴史に名を刻む人たちだ。しかし、ダルグリッシュ氏はそれ以上に深い意味を持っている。私たちは彼とリヴァプールに、もっともふさわしい形で貢献することが必要だと思った。彼はイギリス全体の中でも突出した人物であり、選手と監督の両方で成功を手にしました」とコメント。
続けて同氏は「“ヒルズボロの悲劇”によって私たちが受けた痛みと悲しみは、スポーツの影響によって回復した。事件に尽力したダルグリッシュ氏の名前は、私たちの家や街と同義です。すぐにみなさんに、スタンドをお見せできると思います」と言及した。
ダルグリッシュ氏は1977-78シーズンにセルティックからリバプールに加入、公式戦515回出場、172ゴールを決めた。
By サッカーキング編集部
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