プレミアリーグ第36節が7日に行われ、アーセナルとマンチェスター・Uが対戦した。
ともにチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内のトップ4入りを目指すアーセナルとマンチェスター・Uが激突。2試合未消化のアーセナルは勝ち点「60」で5位に、対するマンチェスター・Uは1試合未消化で同「65」の6位につけている。
ホームのアーセナルはメスト・エジル、アレクシス・サンチェス、アーロン・ラムジー、そして古巣対決のダニー・ウェルベックらが先発出場。マンチェスター・Uはフィル・ジョーンズ、クリス・スモーリング、フアン・マタが先発に復帰し、19歳のアクセル・トゥアンゼベが右サイドバックに入り、プレミアリーグデビューを飾った。
試合は立ち上がりから両チームともチャンスを作るが、両GKが立ちはだかる。マンチェスター・Uは5分、アントニー・マルシャルがウェイン・ルーニーのスルーパスでペナルティエリア内左に進入し、右足シュートを放つが、相手GKペトル・チェフに弾き出される。アーセナルは9分、ラムジーがサンチェスの鋭いスルーパスでエリア内右に抜け出し、右足を振り抜くが、相手GKダビド・デ・ヘアに阻まれた。
アーセナルは31分、アレックス・オックスレイド・チェンバレンがエリア手前右から強烈な右足ミドルシュートで狙うが、GKデ・ヘアにセーブされる。マンチェスター・Uは32分、ルーニーが相手のバックパスに反応。エリア内左へ駆け上がってボールを奪うと、フリーで右足シュートを放つが、GKチェフのブロックに遭った。前半はこのままスコアレスで折り返す。
後半に入って54分、アーセナルが先制に成功する。グラニト・ジャカがエリア前中央から左足を振り抜くと、シュートは目の前のアンデル・エレーラに当たってループ気味になり、デ・ヘアの頭上を越えてゴール左上隅に吸い込まれた。
これで勢いに乗ったアーセナルは57分、高い位置でボールを奪い返すと、右サイドのチェンバレンがクロスを入れ、中央のウェルベックがヘディングシュートを叩き込み、追加点を奪った。
2点ビハインドとなったマンチェスター・Uは61分にヘンリク・ムヒタリアンを下げてジェリー・リンガードを、63分にはエレーラを下げてマーカス・ラッシュフォードを投入し、反撃を狙う。
65分、ルーニーがエリア前左からのFKで右足を振り抜くと、シュートは枠の左隅を捉えるが、GKチェフに弾き出された。さらにルーニーは74分、81分にもエリア前から右足シュートを放つが、枠を捉えられない。
その後もゴールを狙ったマンチェスター・Uだが、反撃は実らず、このままタイムアップ。アーセナルが2-0で勝利を収め、トップ4入りに望みをつないだ。一方のマンチェスター・Uは昨年10月23日以来、約半年ぶりのリーグ戦黒星で、無敗記録は25試合でストップ。また、ジョゼ・モウリーニョ監督にとってはアーセナルとのリーグ戦で初黒星となった。
アーセナルは10日にアウェイで行われる延期分のリーグ第26節で、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンと対戦。マンチェスター・Uは11日にヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグでセルタをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
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