自身の扱いに不満を持つヴェンゲル監督 [写真]=Arsenal FC via Getty Images
27日、イギリスでFAカップ決勝が聖地ウェンブリーで行われ、アーセナルがチェルシーを2-1で下し史上最多の13回目のFAカップ優勝を成し遂げた。
プレミアリーグ5位で今シーズンを終えたアーセナル。アーセン・ヴェンゲル監督は、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内である4位以内を確保することができず、今夏でクラブとの契約が切れることもあり退団が噂されている。イギリスメディア『テレグラフ』が27日付で伝えるところによると、今月の30日にクラブ首脳陣と監督の間で話し合いの機会が設けられるという。
試合後にヴェンゲル監督は、今シーズンクラブのサポーターたちから受けた批判を「受け入れられない」と試合前のインタビューで語っており、約四半世紀の間アーセナルの監督を指揮してきた自身に対する扱いを「不名誉な事だ」とした。
ヴェンゲル監督は「もし私がクラブを正しく導いてきて、これからもっと正しい方向へ導ける人物だとしたら、それは役員会メンバーになる決定がされるだろう。人気ではなくて、技術でなるものだ」とコメント。
記者から自身は正しい仕事をしてきたか聞かれると「そうだ。もし自分の仕事が正しいと思わなければ、35年間もトップレベルの仕事は続けられないだろう」と反論した。さらにサポーターに対して「もしクラブのファンであるならば、我々の後ろで支えるだろう。今シーズンはそれがなかった。私はこのクラブが特別だと感じているが、それ以外は受け入れる事はできない」と、シーズン中にファンからのサポートがなかった事に憤りを感じている。
By サッカーキング編集部
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