アーセナルと2年の契約延長が決定し、指揮官として22年目を迎えるヴェンゲル [写真]=Getty Images
アーセナルは今シーズンのプレミアリーグを5位で終え、チャンピオンズリーグ(CL)連続出場が19で途絶えた。だが、クラブは先日、アーセン・ヴェンゲル監督と2年の契約延長で合意と発表。イギリス紙『テレグラフ』は、「アーセナルが復活するためにやるべき5つのこと」という企画を掲載した。
■エジルとサンチェスの契約問題を早急に解決する
去就問題に揺れているチームの2大エースであるドイツ代表MFメスト・エジルとチリ代表FWアレクシス・サンチェスをチームに残留する決断を早急にさせるべきである。各紙の報道によると、クラブは両選手にクラブ史上最高額の給料を用意してるようで、行方が気になるところだ。
■ファンの基盤を取り戻す
アーセナルのファンは大半がヴェンゲル監督の続投に反対だった。以前からこの声は多々あったが、CL出場権を逃したことによって、それはさらに明確になった。そういったファンたちの信頼を取り戻すことも屈腱のためには必要なことだ。
■クラブの構造を近代化させる
ヴェンゲル監督は、チームの戦術や選手を決めるという仕事だけでなく、スカウトなどの権限も握っている。現在、そのような体制で成功しているクラブは見当たらない。イヴァン・ガジディスCEO(最高経営責任者)を完全にクラブのトップに立たせ、ヴェンゲルを監督の仕事に専念させるべきだ。
■3バックを固定させる
今シーズンの終盤、アーセナルは4バックから3バックへ変更した。この新システムは単に守備を安定させただけでなく、各選手にとって最適なポジションとなった。アーセナルの両サイドバック、エクトル・ベジェリンとナチョ・モンレアルはWBでプレーするのに適しており、ボランチでコンビを組むアーロン・ラムジーとグラニト・ジャカも目覚ましい活躍を見せている。ヴェンゲル監督がリスクを負って3ー4ー2ー1に変更したことでアーセナルは息を吹き返し、10試合で9勝を挙げる素晴らしい戦績を収めた。そして、アーセナルはビッグマッチで勝てないと考えていた人は、FA杯でペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティとアントニオ・コンテ率いるプレミア王者チェルシーを破ったことを無視することはできないだろう。
■移籍市場で決定的に無慈悲になる
アーセナルではお馴染みとなったヴェンゲルの十分すぎる視察。それがアーセナルのCL連続出場記録を途絶えさせたと言っても過言ではないだろう。かつてはそれでも成功を収められたが、今はそうもいかない。噂されるリヨンのアレクサンドル・ラカゼットなどの獲得はもちろん、戦力外選手の売却の面でも移籍市場でもっと積極的になる必要がある。
By サッカーキング編集部
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