コンテ監督とD・コスタの確執が噂されている [写真]=AMA/Getty Images
チェルシーを率いるアントニオ・コンテ監督と同クラブに所属するスペイン代表FWジエゴ・コスタの確執騒動について、原因はD・コスタとコンテ監督の間でやり取りされたメッセージにあったようだ。9日付のイギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
スペイン代表に帯同中のD・コスタは、7日に行われた国際親善試合のコロンビア代表戦後に、コンテ監督との不仲をメディアに告白。さらに、チェルシーから退団する意向を示した。
就任1年目でチェルシーをプレミアリーグ優勝に導いたコンテ監督だが、エース格のD・コスタとはシーズン中から確執が報じられていた。冬の移籍市場では、D・コスタが中国に移籍する可能性が浮上。同選手は最終的に残留を決断し、2年ぶりのリーグ優勝に貢献したが、両者の関係は改善されていなかったようだ。
同紙によると、コンテ監督は今シーズン終了後に、選手全員にメッセージを送信。そこには、家族と充実した時間を過ごすこと、そしてオフであってもトレーニングを欠かさないことなどが綴られていたという。しかし、D・コスタが同監督へ個別に返信したところ、来シーズンは構想外であることを告げられたそうだ。同選手が送ったメッセージは決して挑発的なものではなかったとされるが、指揮官にとっては“決別”を宣言するのに十分な内容だった可能性があるという。
ただし、今回の騒動について、チェルシーの上層部はコンテ監督の対応に困惑していると同紙は伝えている。また、一部では、今夏の補強戦略に悪影響が及ぶことを懸念する声も挙がっているようだ。果たして、今度こそケンカ別れとなるのか、あるいは、再びよりを戻すことになるのか。お家騒動に揺れるプレミアリーグ王者の動向に引き続き注目が集まる。
(記事/Footmedia)
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