マンチェスター・Uへの移籍が間近に迫るリンデルフ [写真]=NurPhoto via Getty Images
マンチェスター・UはベンフィカのDFヴィクトル・リンデルフの移籍についてクラブ間合意に至った発表している。この報道に際してイギリスメディア『スカイスポーツ』が同選手を紹介している。
今夏の移籍市場でマンチェスター・Uは、約3000万ポンド(約42億円)でリンデルフ獲得に合意。22歳の同選手は2011年の12月に17歳で、スウェーデンのヴェステロースSKからベンフィカへ移籍、ファーストチームデビューとなった2013年10月まで約2年の歳月を費やした。さらに、リンデルフのファーストチームでの出場機会は、怪我の影響で15-16シーズンまでほとんどなかった。
彼の転機は、同シーズンのモレイレンセ戦だったとした同メディア。後半から途中出場したリンデルフは、卓越したパフォーマンスを披露し監督の心をつかんだ。それからU-21スウェーデン代表としてU-21ヨーロッパ選手権に出場、見事優勝を勝ち取るとすぐさまスウェーデンA代表に招集されていた。
同メディアはリンデルフのプレースタイルも紹介。187cmのセンターバック(CB)だが、機動性とサイドバック(SB)でもプレーできるテクニックを備えているとした。さらに、すでに国際レベルでのプレー経験もあり、イエローカードをもらう回数も少ない。似ている選手は、かつて同じマンチェスター・Uでプレーした元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏と評している。
今シーズンのリンデルフの活躍をマンチェスター・Uの指揮官であるジョゼ・モウリーニョ監督は注視していたようで、同監督は彼のスピードとディフェンス時の対応を見てレアル・マドリード所属のフランス代表DFラファエル・ヴァランと類似している、と考えていたようだ。
また、所属元のベンフィカで“アイスマン”と呼ばれているリンデルフ。彼の自信と落ち着き払った態度を見てその名前が付けられたという。今シーズン、プリメイラ・リーガを4連覇したベンフィカにあって、同選手の心臓の強さは優勝の1ピースとして欠かせないものであったと同メディアは紹介した。
マンチェスター・Uには現在コートジボワール代表DFエリック・バイリーやイングランド代表DFクリス・スモーリングといった選手たちが在籍しているが、その間に割って入ることができるか要注目である。
By サッカーキング編集部
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