放映権が高騰しているプレミアリーグ [写真]=Chelsea FC via Getty Images
プレミアリーグのクラブは、土曜の夜に試合を行うことをレギュラー化したいと考えているようだ。イギリス紙『テレグラフ』が13日付で報じた。
多額の放映権料を得ている現在のプレミアリーグ。しかし、もっと多くの利益を生み出したいために、土曜の夜(具体的には19時45分ごろから)に試合を行うことを、先週の関係者会議で話し合われた。
最終的な決定は今年の秋に下される予定であるとした同紙。今後、クラブがどれだけ土曜夜開催ができるか話し合い、2019年から22年までの放映権料の販売についての詳細を詰めるところだという。
年間380試合あるうちの、およそ半分の168試合がライブ配信されており、20試合がテレビで放送されているプレミアリーグ。2年前に話題になった『スカイスポーツ』と『BTスポーツ』による16年から19年までの放映権料は約51億ポンド(当時のレートで約1兆円)だった。
過去16年間で、プレミアリーグのライブ配信は驚くほど上昇した。92〜01年までは60試合だったのに対して、01〜04年には138試合、04〜13年の間には138試合、そして13〜16年には154試合がライブ配信されている。
夜時間の試合が増えることは、15時から始まる試合数が少なくなることを意味する。その場合、いくつかの試合が“ブラックアウト”する可能性もあるという。様々なクラブのファンが「フットボール・サポーターズ連盟」のチェアマンであるマルコーム・クラーク氏を批判。同氏は「私たちはこの問題についてたくさんの解決策がある」としている。
膨大な放映権料とそれに伴うチケットの高騰問題が批判の的に挙げられているプレミアリーグは果たして、今後も世界中のファンを魅了しつつ、多額の利益を生み出し続けるのか。
By サッカーキング編集部
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