メルテザッカー(右)を師と仰ぐチェンバース(左) [写真]=Getty Images
今シーズン、アーセナルからミドルスブラへレンタル移籍したイングランド代表DFカラム・チェンバースが、自身の成長の手助けをしてくれた選手を紹介した。イギリス紙『ミラー』が25日付で報道した。
レンタル先のミドルスブラでリーグ戦24試合に出場、1ゴールをマークする活躍。ミドルスブラは1年で降格を喫してしまったものの、チェンバースは来シーズン、所属元のアーセナルでプレーすると目されている。
チェンバースは元ドイツ代表DFペア・メルテザッカーを「自分の師匠」と述べ信頼を口にした。
「僕をたくさん助けてくれたのはペアだよ」と語ると「同じポジションだったし、彼は数年間僕の師匠だったんだ。僕は今まであんなにプロフェッショナルな選手を見たことがない、まさに職人のようだった。彼のメンタルはどんなに小さいことでもやり遂げるってことだよ」とコメント。今シーズンひざの負傷でリーグ戦1試合しかプレーできていないメルテザッカーを称賛した。
続けて「それに僕は影響された。以前、彼は僕を見て『これをやったほうがいい』と言ってきたことがあった。その指示は小さいものだったけど、僕を助けてくれた指示だったって悟ることができた。1パーセントか2パーセントしか変わらないことだけど、自分の求める場所に連れて行ってくれるものだ」と成長に必要なことをアドバイスしてくれたと明かした。
チェンバースは現在、ポーランドで開催中のU-21 欧州選手権にイングランド代表として出場している。27日には準決勝で「師匠」の母国であるドイツとの対戦が控えている。
「非常に重要な試合だ」と意気込むと「みんな『ドイツとの試合だ! ついに戦うぞ。絶対に勝つんだ』って息巻いているんだ。ロッカールームではチーム全員が心を一つにしている。ぜひ見ていてほしい」と強豪国との試合の前に興奮している様子だった。
By サッカーキング編集部
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