かつてチェルシーに在籍していたルカク [写真]=Getty Images
チェルシーは、これから若手選手の売却時に買い戻し条項をつけることを決めたようだ。26日付のイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
チェルシーは、モナコのフランス代表MFティエムエ・バカヨコやユヴェントスのブラジル代表DFアレックス・サンドロの獲得に近づいていることが報じられているが、その資金をつくるために出番の少ない若手選手たちの売却を始めた。そこで、過去の失敗を繰り返さないために注意深く売却交渉を行っているようだ。
今夏チェルシーは、エヴァートンのベルギー代表FWロメル・ルカクを買い戻すことを狙っている。しかし、同クラブは3年前にエヴァートンへ2800万ポンド(約39億円)で放出したルカクを買い戻すためは、1億ポンド(約142億円)が必要とされている。このようなことを二度と起こさないために、これからチェルシーは若手選手売却時には、買い戻し条項や他クラブへの売却時に収入が入るような条項をつけることを決めたようだ。
リーグ・アンのリヨンが26日、ブルキナファソ代表MFバートランド・トラオレを完全移籍で獲得を発表したが、同選手には3600万ポンド(約51億円)での買い戻し条項と他クラブへの売却時には15パーセントがチェルシーに支払われる条項を付与したとされている。
さらに、昨夏ローンでボーンマスに加入するも、今年の1月にチェルシーに復帰していたU-21オランダ代表DFネイサン・アケには、再びボーンマスへの移籍が噂されている。チェルシーは売却に2000万ポンド(約28億円)を要求しているとされるが、トラオレと同じように3600万ポンド(約51億円)での買い戻し条項を契約に盛り込む方向で交渉しているようだ。
チェルシーは、即戦力の選手を獲得して、出場機会のない有能な若手選手を代わりに放出することが多くなっている。その後、他クラブで活躍した場合、高い金額で買い戻すこともあり、そういったことを減らそうとしているようだ。
By サッカーキング編集部
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