レディングを率いてチーム再建に成功したスタム監督 [写真]=AMA/Getty Images
イングランド2部リーグ(チャンピオンシップ)に所属するレディングは4日、ヤープ・スタム監督との契約を2年延長したことを発表した。新たな契約期間は2019年6月30日まで。
元オランダ代表DFのスタム監督は1972年生まれの44歳。選手時代はオランダのクラブを渡り歩いた後、1998年にマンチェスター・Uへ移籍した。同クラブには3シーズンに渡って在籍し、プレミアリーグ3連覇を達成。加入1年目の1998-99シーズンには三冠を獲得した。2001年にラツィオへ移籍し、2004年にはミランへ移籍。2006年にアヤックスに加入して母国復帰を果たし、2007年10月に現役引退を発表した。
引退後はマンチェスター・Uのスカウトを経て指導者に転身し、ズウォレやアヤックスの下部組織で監督を務めていた。そして昨年6月、レディングの指揮官に就任した。
就任1年目の昨シーズンはチャンピオンシップでレギュラーシーズン3位フィニッシュを果たし、昇格プレーオフに進出。決勝まで駒を進めたものの、ハダースフィールドを相手にPK戦の末、3-4と敗れてプレミアリーグ昇格を逃した。
あと一歩で昇格を逃したレディングだが、2015-16シーズンは18位に沈んでいたことを考えると、スタム監督はチームの再建に成功したと言える。レディングは契約延長にあたり、「期待をはるかに超えた結果を残した」と称賛している。
レディングは2005-06シーズンにクラブ史上初のプレミアリーグ昇格を決め、翌2006-07シーズンから2年間、同リーグで戦った。1部定着とはならず、2008-09シーズンから4年間はチャンピオンシップ、2012-13シーズンはプレミアリーグに参加。2013-14シーズン以降は再びチャンピオンシップに所属している。
By サッカーキング編集部
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