チェルシーは若手選手をローン移籍に出し成長を促している。しかし、ローン移籍から戻ってきても結局トップチームで使われず、再び別のチームへレンタルで放出されることが多いため批判の的となった。そんな中で、U-19フランス代表MFジェレミー・ボガが光明を見出している。チェルシーの公式HPがプレシーズンで輝きを放った同選手のコメントを掲載した。
中国で行われたアーセナルとの試合。先発で出場していたスペイン代表FWペドロが負傷し、前半のうちからピッチに入ったボガは「もちろん、あのようなケガは誰にだって起こってほしくはないよ。だけど、あの一件で自分の出場機会が増えたのは事実なんだ。今は監督に自分をもっと見てもらおうと頑張っている最中さ」とコメント。
かねてからユースチームで頭角を現していたボガは、FAユースカップ優勝やU-21プレミアリーグ優勝を経験。しかし、ファーストチームへの道は険しかったようだ。「トップチームでの試合は別物さ。試合をしながら成長できるし、チームメイトの刺激を受けているよ。フィジカルや戦術理解力が向上したように思う。チェルシーの一員としてプレシーズンを戦えることが嬉しいんだ」と喜びを語った。
昨シーズンはリーガ・エスパニョーラのグラナダへレンタル移籍を果たし、公式戦27試合に出場したが、グラナダは2部へ降格してしまった。「チームとして辛いシーズンになってしまったけど、学ぶことがとても多かったんだ。守備の面で技術が磨かれたかな。今はアントニオ・コンテ監督の下で戦術面をさらに磨いているよ。攻撃と守備の両面を教わっているのさ。これはいいチャンスだ、準備してもっと上のレベルを目指したい」と今後に向けての意気込みを語った。