レスターに所属するデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルが、実父でマンチェスター・UのOBでもあるピーター・シュマイケル氏の“ある記録”を超えたとして話題を呼んでいる。28日付のイギリス紙『サン』が伝えている。
26日に行われたプレミアリーグ第3節で、マンチェスター・Uと対戦したレスター。敵地での大一番に0-2で敗れたが、フル出場したシュマイケルは53分にベルギー代表FWロメル・ルカクのPKを止めた。同紙によると、オールド・トラフォードでPKストップは同選手にとって初めてのことだったという。
実父のピーター・シュマイケル氏は、1991年から1999年までマンチェスター・Uに在籍。不動の守護神として、5度のプレミアリーグ優勝や1度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献した。しかし、オールド・トラッフォードで一度もPKを止めた経験がないため、PKストップの回数で息子が父親を上回ることになったという。
なお、オールド・トラフォードで行われたプレミアリーグの試合で、最も多くPKストップを記録しているのは、現在マンチェスター・Uの守護神に君臨するスペイン代表GKダビド・デ・ヘア。2011年から同クラブに在籍する同選手は、同年8月のアーセナル戦と2014年10月のエヴァートン戦でPKをセーブし、同スタジアムでPKを2度止めた唯一の選手となっている。
今回のPKストップにより、レスターでの公式戦で与えた直近のPK5本のうち、3本をセーブしたこととなったシュマイケル。“レジェンド”と称される偉大な父を超えるのは簡単なことではないが、1つ自慢できる勲章を得たのは間違いないだろう。
(記事/Footmedia)