チェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールが、監督業についての自身の考えを述べている。イギリスメディア『イブニング・スタンダード』が報じた。
監督としての道に進むことを検討するかと問われたアザールは、「そうは思わないな。子供たちのためならいいけど、プロのクラブの監督は考えていないよ。多くのことがありすぎるからね」と語り、現役を退いた後にプロクラブの監督の道に進む意志はないという姿勢を示した。
その一方で、同僚のスペイン代表DFセサル・アスピリクエタとイングランド代表DFガリー・ケーヒルの名前を挙げ、この2選手ならば引退後に優れた指導者になれるという見通しを語っている。
「アスピリクエタはサッカーについてとても多くのことを話すんだ。恐らくケーヒルにも同じことが言えるね。僕は2人ともいい監督になれると思っているよ」
「僕の考えでは、優秀な監督にはディフェンダー出身の人が多いと思っている。なぜなら、彼らは試合中に全てのミッドフィールドを見通すことができるからね。ストライカーやウイングのようなアタッカーの選手はいい監督にはなれない。ジネディーヌ・ジダンを除いてね。例外は彼だけだよ!」
チェルシーの守備陣を支えるチームメイト2人を称えると同時に、自身が主戦場とする攻撃的なポジションからは優秀な監督は生まれないという持論を展開したアザール。しかし、レアル・マドリードを率いるジダン監督は例外的な存在だと考えている模様だ。先日「ジダン監督のもとでプレーすることが僕の夢」と明かしていたとも報じられている同選手が、“白い巨人”の指揮官を高く評価していることは確かなようだ。