チャンピオンシップ(イングランド2部)のプレストンに所属するアイルランドU-21代表DFケヴィン・オコナーが、2017年の大みそかに母国で行われた宝くじで1等に当選し、賞金100万ユーロ(約1億3500万円)を手にしていたことがわかった。3日付のアイルランド紙『アイリッシュ・タイムズ』が報じている。
報道によると、宝くじはオコナーの叔父であるピーダー・マーフィーさんが昨年12月14日に近所のスーパーで購入したものだという。同選手は「幸運を祈る」というメッセージとともに、祖父からその宝くじを受け取っていた。当選の知らせを受けた同選手は、元日に行われたミドルズブラとのリーグ戦後に帰郷。翌日、賞金を無事に手に入れたそうだ。
宝くじの購入元であるスーパーの経営者は、「ケヴィンはここまで大変な道を歩んできた。プレストンやアイルランドの年代別代表でプレーする機会を得るのは大変なことで、もし私が当選する人間を選べたとしたら、彼以上の選択肢はない。彼の素晴らしい家族にとっても良いことで、この世界もまだ捨てたもんじゃないと思うよ」とコメント。旧知の仲であるオコナーの1等当選を祝福した。
なお、同経営者は「その時は野菜を採集していたんだ。私が当選したのかと聞いたら、『いや、あなたは当選したクジを販売しただけです』とすぐに返されたよ」と語り、宝くじの運営局から連絡を受けたときのエピソードも明かしている。
オコナーは、6日に行われるウィコム(イングランド4部)とのFAカップ3回戦を戦うため、まもなくイングランドへと帰国。束の間の里帰りとなったが、一生の思い出に残るお正月を過ごしたことだろう。
(記事/Footmedia)