クラブ史上最高額となる約88億円の移籍金で加入することが発表されたラポルテ [写真]=Getty Images
今シーズン、夏と冬の2回の移籍市場でマンチェスター・Cが守備陣の補強に使った費用の総額は、世界52カ国の各国防費を上回るそうだ。30日付のイギリス紙『i』が報じている。
マンチェスター・Cは同日、アスレティック・ビルバオからフランス代表DFアイメリク・ラポルテを獲得したことを発表。イギリスメディア『BBC』によると、移籍金はクラブレコードの5700万ポンド(約88億円)になるという。
ジョゼップ・グアルディオラ体制2年目となる今シーズン、マンチェスター・CはDFやGKなど守備陣の大型補強を敢行。昨夏の移籍市場では、イングランド代表DFカイル・ウォーカーに4500万ポンド(約70億円)の移籍金を支払ったほか、フランス代表DFバンジャマン・メンディに4930万ポンド(約76億円)、ブラジル代表DFダニーロに2650万ポンド(約41億円)、ブラジル代表GKエデルソンに3490万ポンド(約54億円)を投じた。さらに今冬の移籍市場でラポルテを獲得したことで、計5名の補強総額はアメリカドルに換算して2億8730万ドル(約312億円)に達するという。
この額をストックホルム国際平和研究所が発表している最新(2016年)の国防費のデータと照らし合わせると、マンチェスター・Cが今シーズンここまで守備陣の補強に使った費用は、グアテマラ(2億7120万ドル:約295億円)やセネガル(2億5400万ドル:約276億円)など計52カ国の国防費を上回っていると同紙は伝えている。
今冬の移籍市場では、リヴァプールがオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクをDF史上最高額の7500万ポンド(約116億円)で獲得。守備の選手に支払われる移籍金は高騰を続けているが、マンチェスター・Cはそれでも異例の投資を続けていると言えるかもしれない。
(記事/Footmedia)
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