19日に行われたFAカップ5回戦でアウェイでウィガン(3部)と対戦したマンチェスター・Cは、79分にミスを突かれ失点、まさかの敗戦で今シーズン3敗目を喫した。
波乱の展開となったこの試合で、結果と同等の話題を集めているのがハーフタイム中の両指揮官が衝突だ。イギリス紙『テレグラフ』、『メトロ』、『マンチェスター・イブニング・ニュース』など各紙が報じている。
報道によると、騒動の発端となったのは前半終了間際、マンチェスター・Cのイングランド代表MFファビアン・デルフが退場処分となった場面だという。アンソニー・テイラー主審は当初、イエローカードを提示しようとしていたが、これにウィガンのポール・クック監督は憤慨し、第4審に猛抗議。それをマンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督が静止する場面もあった。そして審議の結果、最終的にデルフにはレッドカードが提示された。
その後、グアルディオラ監督は、ハーフタイムに控え室へと向かうトンネルでクック監督に詰め寄り、何か言い争う様子が映し出されてた。
試合後、記者団のインタビューに応えたグアルディオラ監督は騒動の真相を語った。
「あの(デルフの)プレーはレッドカードだった。レフェリーは退場処分という判定を下した。私は裁判官ではないからね。我々は学ばなければならない。ウィガンの(クック)監督に言ったのは『自分のポジションに留まるべき』ということ。それが全てだよ。サッカーについて私に聞きたいのならそうしてくれ。トンネルでは何も起こっていない。もう終わったことだ」
テクニカルエリアを出て審判団に抗議したことを注意したと、その真意を明かしたグアルディオラ監督。クック監督もインタビューで「何も問題はない。我々はできる限りあらゆることを得ようと努力する。彼は素晴らしい監督だよ」と称賛し、騒動に終止符を打った。