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元マンC監督、在任時の大きなミスを認める「ファーガソンと同じ」

2018.03.07

現在は河北華夏を率いるペジェグリーニ監督 [写真]=Getty Images

 現在は中国スーパーリーグの河北華夏を率いているマヌエル・ペジェグリーニ監督は、マンチェスター・Cの監督を務めていた頃に自身が行った退任発表のタイミングを今でも後悔しているという。イギリスのウェブサイト『コーチーズ・ヴォイス』に掲載された同監督の手記を引用する形で、6日付のイギリス紙『デイリー・スター』が伝えている。

 2013年から2016年にかけて、3シーズンに渡ってマンチェスター・Cを率いたペジェグリーニ監督は、2013−14シーズンにはプレミアリーグとリーグカップの2冠を達成。最終シーズンとなった2015−16シーズンにもリーグカップを制している。しかし同シーズン限りで退任することを、2月という早い段階に発表した後にチームが失速。最終的にはリーグでは4位という結果に終わった。

『コーチーズ・ボイス』に寄せた本人の手記によれば、「(2015−16シーズン終了後に)3年契約が満了となった後のことについてはわからないと言っていた。それは私だけの問題ではなく、フェラン(・ソリアーノCEO)や(ダイレクターの)チキ(・ベギリスタイン)が旧知の仲であるペップ・グアルディオラの招聘を計画していたことも関係していた」という状況の中で、2月の退任発表に踏み切ったという。

 フロント陣との信頼関係は最後まで良好だったという同監督だが、「これはサー・アレックス・ファーガソンと同じケースだと思う。彼はマンチェスター・Uに多大な功績を残したが、シーズンが終わる何か月も前に引退の発表をしたことを、失敗だと捉えているはずだ。そして私も同じ失敗をしてしまった」と退任を早く発表してしまったことについては後悔しているようで、「そうなってほしくないと思えば思うほど、チームはリラックスしてしまう傾向にある。次のことを考え始めてしまうんだ」と発表のタイミングがチームの成績下降に繋がったと考えていることを伺わせた。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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