プレミアリーグ第34節が15日に行われ、マンチェスター・Uとウェスト・ブロムウィッチ(WBA)が対戦した。
前節は2点ビハインドをひっくり返し、宿敵マンチェスター・Cとの“マンチェスター・ダービー”を制したマンチェスター・U。しかし、この日は高い集中力を保ちながら守備ブロックを構成するWBAに苦しめられ、試合はスコアレスのまま前半を折り返した。
均衡を破りたいマンチェスター・Uは、後半頭からアンデル・エレーラに代えてジェシー・リンガードを投入し、58分にはポール・ポグバを下げてアントニー・マルシャルを出場させるなど、得点を狙いに行く姿勢をより鮮明にしていく。
66分にはロメル・ルカクがクロスに合わせて強烈なヘディングを放ったものの、GKベン・フォスターが見事な反応を見せて得点を許さず。69分にはリンガードがミドルシュートを狙ったが惜しくも枠を逸れていき、得点の匂いを感じさせながらもゴールを奪えない展開が続いていった。
すると73分、WBAが右サイドのCKからクロスを供給すると、相手選手と競り合ったネマニャ・マティッチの頭に当たってボールが中央に戻っていく。そこに走り込んだジェイ・ロドリゲスが合わせてゴールネットが揺れ、ついに試合が動くことに。相手の攻勢を耐えながら無失点で凌いできたWBAが、チャンスをきっちりとものにして先制に成功した。
その後もマンチェスター・UはWBAの守備を崩しきれず、試合は1点差のまま終了。残留に向け崖っぷちの状況が続いているWBAが会心の試合を披露して、敵地オールド・トラッフォードで大きな勝利を手にした。一方のマンチェスター・Uにとっては最下位のWBAを相手に痛い星を落としただけでなく、宿敵マンチェスター・Cの優勝も確定させる痛恨の敗戦となってしまった。
マンチェスター・Uは次節、18日にアウェイでボーンマスと対戦。ウェストブロムは21日にリヴァプールをホームに迎える。
【スコア】
マンチェスター・U 0-1 ウェスト・ブロムウィッチ
【得点者】
0-1 73分 ジェイ・ロドリゲス(ウェスト・ブロムウィッチ)