復活目指すカソルラに古巣復帰の可能性…ビジャレアルがフリーでの獲得に興味か

　アーセナルに所属している元スペイン代表MFサンティ・カソルラが、古巣のビジャレアルに復帰する可能性があるようだ。イギリスメディア『イブニング・スタンダード』が報じている。

　ビジャレアルで攻撃陣の軸として活躍を見せたカソルラは、マラガでの1年間のプレーを経て2012年にアーセナルへ移籍。その後も主力としてチームに欠かせない選手となっていたが、2016年10月にアキレス腱を負傷して以降は計10回の手術を繰り返し、現在に至るまで長期離脱が続いている。

　4月末には練習復帰を果たしていたカソルラだが、契約が切れる今シーズン限りでアーセナルを退団する可能性が高いと報じられている。そんな中、古巣のビジャレアルが同選手の復帰に動くかもしれないようだ。

　かつてビジャレアルでカソルラと共に中盤のレギュラーとしてチームを支えた戦友であり、現在は同クラブのアンバサダーを務めているマルコス・セナ氏は次のようにコメントし、同選手の帰還を歓迎する意向を示している。

「（移籍について）私は喜んで確認してみるだろう。だが、現時点で言えるのは、サンティ・カソルラとビジャレアルの間で、彼がクラブと共にプレシーズンを過ごすための交渉が進んでいるということだ。彼はフリーエージェントになるのだからね」

　現在33歳となっているカソルラだが、深刻なケガを負う前に披露していた質の高いプレーは、スペインとイングランドの双方で多くのファンを魅了してきた。完全復活を目指す同選手の、自らを育ててくれた古巣への復帰は果たして実現するのだろうか。