チェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールが、チームメイトのフランス代表MFエンゴロ・カンテとのベンチでの会話を明かした。
カラバオ・カップ3回戦が26日に行われ、チェルシーはアウェイでリヴァプールと対戦。同点で迎えた85分、途中出場のアザールが右サイドでボールを受けると、ドリブルでDF2人をかわしてペナルティエリア内に侵入し、右足を一閃。強烈なシュートがサイドネットに突き刺さり、チームを逆転勝利へと導いた。
試合後、『スカイスポーツ』のインタビューに応じたアザールは「ゴールは特別だよ。ここ(アンフィールド)でプレーすることでは簡単ではない。だから、勝利はより重要なものとなったね」と逆転勝利に喜びを語った。
途中出場で勝利の立役者となったアザールは、同じくベンチスタートとなっていたカンテからゴールを奪うことを懇願されていたことを明かした。
「ベンチでエンゴロと話をしたんだ。その時に彼はPKを蹴りたくないからゴールを決めてきてくれって言ってきたんだ。ボールを受けた時、前を向いたら一人だったから、自分にできることをした。よくやったと思うし、チームが次に行けることは嬉しいよ」
また、今日の逆転弾は自身のゴールの中でトップ5に入るかと聞かれると、「それは分からない。もう一度見返す必要があるね。でも、相手がリヴァプールだったし、間違いなく上位には入るよ」とコメントした。
29日にチェルシーは、プレミアリーグ第7節で再びリヴァプールと対戦する。リーグ戦5勝1分けで無敗のチェルシーと6戦全勝中のリヴァプールとの上位対決にアザールは、「土曜日(29日)の試合はより重要な一戦になると思う。リーグ戦では彼らは信じられない状態にあるからね。今日のようにプレーして、彼らに勝てるように準備しなければならない」と意気込みを語った。