去就注目のD・スアレス、アーセナル加入が有力か…バルサ指揮官が示唆

　バルセロナに所属するスペイン人MFデニス・スアレスが、アーセナルへレンタル移籍で加入する可能性が高まっているようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が29日に報じている。

　報道によると、バルセロナのエルネスト・バルベルデ監督がD・スアレスの去就に言及。「（移籍は）まだ公式ではないが、全ての者が望んでいることがあるのだから、それがうまくいくことを願っておこう」と、移籍成立が近づいていることを示唆したという。

　なおD・スアレスは、今シーズン終了までのレンタル移籍でアーセナルに加入する見通しとなっているという。完全移籍へ移行する買い取りオプションも契約に盛り込まれることになるようだ。同選手は今シーズン、リーガ・エスパニョーラ第21節終了時点で2試合の出場にとどまり、今冬の移籍市場で他クラブへ新天地を求めることが有力視されていた。かつての“恩師”であるウナイ・エメリ監督が率いているアーセナルが候補となったが、ブラジル人FWマルコムの去就によってはバルセロナに残留する可能性もあると伝えられるなど、動向に注目が集まっている。

　D・スアレスは1994年生まれの24歳。セルタやマンチェスター・Cの下部組織出身で、2013年にバルセロナに加入した。加入1年目はバルセロナBでプレーし、翌2014年6月にはセビージャへレンタル移籍。クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチの獲得に際し、交換要員としてプレーの場を移すこととなった。

　そして2015年夏、バルセロナからビジャレアルへの完全移籍が決定。2015－16シーズンはリーガ・エスパニョーラで33試合出場4得点を記録した。中心選手として存在感を示し、翌2016年夏にバルセロナへ復帰した。