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H.I.S.プレゼンツ 笹木香利と行く!アーセナル観戦ツアー「#笹旅」を完全密着リポート【前編】

2019.03.19

憧れの地「エミレーツ・スタジアム」を訪れた笹木さん

 憧れのエミレーツ・スタジアムを初めて訪れ、マンチェスター・ユナイテッド戦の勝利の瞬間に立ち会う。アーセナルファンの僕が残りのサッカー人生でこれ以上の試合に巡り会えるだろうか? そんな一生に一度かもしれない体験をさせていただきました。

 3月8日〜13日に開催されたロンドン6日間の旅、「笹木香利と行く!アーセナル観戦ツアー」は、“アーセナルの勝利”というこれ以上ない結末を迎えました。オプションで観戦したサウサンプトン対トッテナムでも「吉田麻也のフル出場」と「宿敵トッテナムの敗戦」を目撃する強運ぶり。でも、このツアーが大成功にたどり着くまでにいろいろな紆余曲折があったことを、参加者の一人として伝えないわけにはいきません。

 そもそもなぜこの企画が実現したのか? すべての始まりは昨年12月、アーセナルがノースロンドンダービーで劇的勝利を収めた後に投稿された「あるツイート」がきっかけでした。

 このツイートがアーセナルファンの間で話題になり、クラブ公式代理店のH.I.S.さんの耳に届いたのがわずか3日後。そこから驚異的なフットワークの軽さで企画が成立し、1月中旬には開催の一報が出ました。「何、この展開……」。まさにSNSドリームです!

 と、ここまではトントン拍子に事が進んだのですが、ここからが茨の道でした。観戦予定だった3月末のニューカッスル戦がプレミアリーグの日程変更によって頓挫。いきなり日程と対戦カードの変更を余儀なくされます(結果、ユナイテッド戦になったのも今思えば奇跡!)。SNS上は引き続き盛り上がっているものの、実際に参加するとなると話は別。金銭的にも日程的にもハードルはかなり高い。これは後から聞いた話ですが、この種のツアーは最低でも3、4カ月前から告知するもので、催行まで1カ月半しかないなんてのは異例中の異例。さらに、個人発信のSNSをきっかけに企画が成立するのもH.I.S.さんでは初めてのケースだったそうです。

 募集のリミットが数日後に迫っても、参加者は思うように伸びない。SNSから始まった夢のような企画は、夢のまま終わってしまう可能性もありました。それでも、笹木さんは最後まで諦めません。SNSで地道に参加を呼びかけ、それに呼応するように応援ツイートが続出していきます。そして期限の2日前、ついに最少催行人数の10人に到達。H.I.S.さんの柔軟な対応によって、最終的には現地からの参戦を含む12名がツアーに参加することになりました。「自分もアーセナルファンだし…」と軽い気持ちで帯同を提案し、たいした苦労もなく便乗してしまったことが本当に申し訳ない。この借りは仕事で返さねば……と心に誓いました。

顔合わせ、セント・メリーズ、吉田選手との遭遇

 ツアー実現にこぎつけ、期待と不安を胸にロンドンへ飛んだ笹木さんは、現地到着直後から持ち前の熱量とプロ意識を随所で発揮していきます。ロンドンまでのフライトは13時間以上、ツアー初日は当然のように移動日に充てられていましたが、笹木さんたっての願いで初日の夜にイベントを追加。顔合わせを兼ねた決起会が急遽開催されました。

 直前でのアナウンスということもあってイベントは自由参加でしたが、初日にロンドン入りした9名がそろって参戦。最初はやや緊張した様子でしたが、気さくで底なしに明るい笹木さんの雰囲気に触れてすぐにリラックスできたようです。アーセナル談義も予想以上に盛り上がり、笹木さんとの距離は初日にしてグッと縮まりました。夢を実現させてくれた参加者たちに、できるだけ楽しんでほしい。そんな笹木さんの思いが伝わる旅のスタートでした。

 2日目はオプショナルツアーのサウサンプトン対トッテナムを観戦するため、ロンドンからサウサンプトンへ移動。笹旅メンバーからは笹木さんを含む5名が参加し、一足早くプレミアリーグの雰囲気を体感しました。セインツの本拠地セント・メリーズはエミレーツ・スタジアムほど大きくはないけど、一体感があっていかにも英国らしい雰囲気でした。特に印象的だったのは360度、スタンドの全方位から同じぐらいの熱量が伝わってくるところ。これまでいろいろなスタジアムで試合を観てきたつもりでいたけど、初のプレミアリーグ観戦のインパクトは大きかったな〜。

 試合は吉田選手先発のセインツが後半に2ゴールを挙げて逆転勝ち。笹旅メンバーにとって理想的な結果になりました。さらに試合後もまだツアーは終わりません。なんと激闘を終えたばかりの吉田選手が登場し、ツアー参加者の質問に答えたり、サインや写真撮影に応じたりと、20分以上にわたって“神対応”してくれました(サッカーキングユーザー用にサインもいただきました。吉田選手、ありがとうございました!)。

 さらに、さらに、試合が終わったばかりのピッチに降りて、芝の感触を体感できる驚きのアクティビティも。正直、H.I.S.さんのツアーをなめてました。ちなみに笹木さんは、おなじみの“スコアブック”を当然のように持参し、劇的な一戦をちゃんと記録していたこともご報告しておきます(後編へ続く)。

アーセナル観戦ツアー「#笹旅」
完全密着リポート【後編】はこちら

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