プレミアリーグ第32節でリヴァプールとトッテナムが激突 [写真]=Getty Images
3月のインターナショナルウィークが終われば、2018-19シーズンの欧州各国リーグは終盤戦に突入する。
3月31日に行われるプレミアリーグ第32節では、リヴァプールとトッテナムが対戦。ホームのリヴァプールは首位マンチェスター・Cと1ポイント差の2位につけている。30年ぶりのリーグ優勝へ向けて、あとは勝利を重ねるのみ。
対するトッテナムは3位の座を守ってきたが、最近4試合に勝ち星がなく、前節の時点で4位アーセナルとの差は1ポイントに縮まった。5位マンチェスター・Uとも3ポイント差、6位チェルシーとも4ポイント差となっており、“トップ4”争いは熾烈を極めている。
どちらにとっても、絶対に負けられない大一番。今回は、注目のビッグマッチについて知っておきたい7つの情報を紹介しよう。
■初対戦は明治42年
両チームの初対戦は、いまから遡ること110年前の1909年11月13日。日本は当時「明治42年」で、小説家の太宰治が生まれた年だった。ホームのトッテナムが1-0の勝利を飾ったその試合を含めて、公式戦では169回対戦し、リヴァプールが78勝43分け。トッテナムの48勝を大きく上回っている。プレミアリーグでは過去53回対戦し、リヴァプールが24勝、トッテナムが14勝、15の引き分けという成績になっている。
■前回対戦がこけら落としの予定だった
前回対戦は、昨年9月15日に行われたプレミアリーグ第5節。アウェイのリヴァプールが10本の枠内シュートを放つなどトッテナムを圧倒して、2-1の勝利を収めた。当初はこの試合がトッテナムの新スタジアムのこけら落としになるはずだった。しかし、テスト段階で安全上の問題が見つかったためオープンは延期。注目された最初の試合は、今年4月3日のクリスタル・パレス戦になることで決着がついた。
■トッテナムは3週間ぶりの試合
代表ウィークを挟み、2週間ぶりの開催となるプレミアリーグ。しかし、トッテナムは3月16日に対戦予定だったクリスタル・パレスがFAカップを戦っていたため試合がなく、リヴァプール戦は第30節サウサンプトン戦(1-2)以来、実に3週間ぶりのゲームになる。
代表ウィークに突入するまでの間、チームはバルセロナで短期合宿を実施。今回の合宿には家族も招待され、選手たちは練習後に家族やガールフレンドとの自由時間を楽しんだ。マウリシオ・ポチェッティーノ監督もチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ対リヨンを現地で観戦し、大いに刺激を受けたようだ。
■ポチェッティーノの“天敵”クロップ
そのポチェッティーノ監督にとって“天敵”と呼べる存在が、リヴァプールのユルゲン・クロップ監督だ。“対クロップ”は過去4戦して2分け2敗と未勝利。アンフィールドでは過去に一度だけ勝利を挙げたことがあるが、サウサンプトンの指揮官として臨んだ2013年9月のゲームで当時リヴァプールを率いていたのはブレンダン・ロジャーズ氏(現レスター監督)だった。
ただ、第27節のバーンリー戦で審判に抗議を行ったポチェッティーノ監督は2試合のベンチ入り禁止処分を受け、今回の試合までベンチで指揮を執ることができない。通常であれば大きな痛手だが、クロップ監督との相性を考えるとアルゼンチン指揮官が“不在”になるのは悪くないかもしれない。
■リヴァプールはホーム36戦負けなし
トッテナムを迎え撃つリヴァプールは、とにかくホームで強い。2017年4月23日のクリスタル・パレス戦(1-2)で敗れて以来、ホームでのプレミアは36試合連続で無敗をキープ。今回の一戦でも引き分け以上の成績を収めれば、プレミア歴代2位の記録に並ぶ。最長記録を持つチェルシーはホーム86戦無敗と圧倒的だが、アンフィールドはまさに難攻不落のスタジアムと言えるだろう。
なお、“対トッテナム”で見ても、プレミアでのホーム戦は最近24試合でわずか1敗と無敵を誇る。過去には、元号が「明治」から「大正」に改元された1912年から、任天堂の『スーパーマリオブラザーズ』が発売された1985年まで、トッテナムにはホームで一度も敗れたことがないという時期があったほど。相性の良さは抜群だ。
■昨季のプレミア得点ランク1位vs2位
リヴァプールのモハメド・サラーと、トッテナムのハリー・ケイン。昨季の得点ランク1位(サラー:32得点)と2位(ケイン:30得点)が激突する。両選手共にこのカードとの相性は良く、サラーは昨季の2試合でリヴァプールの全3得点を叩きだした。対するケインも、昨季のリヴァプールは2試合で3ゴール1アシストを記録。今季最初の対戦では無得点に終わった2人だが、ゴールに最も近い選手であることに変わりはない。
また彼らに加えて、この試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)候補に挙げられるのがサディオ・マネだろう。公式戦3試合連続ゴールを挙げて代表ウィークに突入すると、26日に行われたマリ代表との親善試合でも1得点をマーク。おそらく両チームの誰よりもキレッキレであり、主役の座を奪っても不思議ではない。ちなみに、サラー、ケイン、マネの3選手共に今季プレミアで17ゴールをマーク。合計51ゴールはチェルシーの総得点(50得点)を上回っている。
■予想オッズは?
イギリスの大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』は、この試合の勝敗予想オッズを発表。日本時間29日18時時点で、リヴァプールの勝利に「1.57倍」、トッテナムの勝利に「5.8倍」、そしてドロー決着には「4.2倍」のオッズがついている。過去の対戦成績や現在の調子を考慮すれば、ホームチームの圧倒的優位は揺るぎないか。優勝争いのプレッシャー、あるいはトップ4争いのプレッシャーを跳ね除けて勝利を手にするのはどちらのチームか。好ゲームを期待したい。
(記事/Footmedia)
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