マンチェスター・C所属DFカイル・ウォーカー [写真]=Getty Images
通算178回目となる“マンチェスター・ダービー”を前に、マンチェスター・C所属のイングランド代表DFカイル・ウォーカーが興味深い発言をした。22日にイギリス紙『テレグラフ』が報じた。
マンチェスター・Uにとっての因縁の相手は、地元のライバルではなく、やはり長い歴史の中で幾度も火花を散らしてきたリヴァプールのようだ。
ウォーカーは「ユナイテッドのファンは明らかに難しい状況にいる。犬の散歩のために街に出かけると彼らが寄ってきて、『リヴァプールよりかはマンチェスター・Cに優勝してほしい』と言ってくる」とマンチェスターでの日常を語った。
だが同選手はマンチェスター・Uのファンが望む理想のシナリオには囚われてはいないようだ。
「このように言うと変に聞こえるかもしれないけど、ユナイテッドの選手たちがレッドカーペットの道を開けて『さあ行けシティ、俺たちから点を奪え』なんて言うはずはない。彼らはこの試合を難しくするだろう。なぜならこれはフットボールの試合だし、彼らはトップ4争いをしているからポイントが必要だ」と優勝の行方を左右する大一番に向けて気を引き締めた。
マンチェスター・Cは現在勝点「86」で、1試合消化の多いリヴァプールとの勝点差は「2」となっている。両者の残りの対戦相手を考慮すれば、24日に行われる今回のダービーが、29シーズンぶりの優勝を狙うリヴァプールにとっての最後の望みとなる可能性が高い。様々な思惑が交錯するプレミアリーグの優勝争いで、最後に笑うのは果たしてどのチームのファンだろうか。
By サッカーキング編集部
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