125年在籍したEFLから追放されたベリー [写真]=Getty Images
EFL(イングランド・フットボールリーグ)のリーグ1(英3部相当)から追放されたベリーが、ナショナルリーグ(5部相当)への参加を希望しているようだ。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じた。
1885年創設のベリーは8月27日、経営難により125年在籍したEFLからの追放が決定。ベリーは1992年に倒産したメードストン以来のEFLから除名されたクラブとなった。また、同クラブの追放によって、今季のリーグ1は23クラブで行われることになった。
ベリーは2020-21シーズンのリーグ2(4部相当)参加をEFLに申し込んでいたが、この要求は棄却された。EFLとメンバーの各クラブは26日、来季のEFLを72クラブ(2部相当のチャンピオンシップとリーグ2を含めて)に戻す方法を検討する会議を実施し、全ディビジョンにおいて降格枠を減らすことで同意。ベリーが来季にEFLへと復帰する可能性は潰えた。
そこで、ベリーは2020-21シーズンのナショナルリーグへの参加を同リーグに申し込むことにしたようだ。しかし現地有識者の見解によると、過去の例を鑑みれば今回の要求が通る可能性も低いようだ。
1992年に解散したメードストンは同年に新クラブが発足し、ケント州リーグ・ディビジョン4(現在は14部相当)から再出発。2016年にナショナルリーグまで上がってきた。そのほかにも、財政難で解散・再生したニューポート・カウンティ(現在リーグ2)やヘレフォード(現在は6部相当のナショナルリーグ・ノース)などのクラブは、いずれも9部以下の各ディビジョンリーグからの再スタートを余儀なくされている。
ベリー救援団体のメンバーで、北ベリー地区選出の国会議員ジェームズ・フリス氏は、ベリーの現状を次のように説明している。
「この取り組みは、現在のオーナーによる新しいオーナー権、スタジアムを守るという責任、および今後数週間で提示するクラブ再建計画に同意するという私たちの成功に基づいています。(クラブ購入の)入札者はアクティブで信頼ができる人物で、(クラブ売却に)必要なプロセスはまだ残っています。清算命令は現在のオーナーが対処するもののため脅威となる存在だが、FAを含む(クラブ再生の)プロセスには信頼があります」
「ベリーFCの“死”は、私たちが見捨てたときに訪れる。そして、私たちは見捨ててなどいない」
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By サッカーキング編集部
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