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ギュンドアンに聞いてみた! EURO2020、ペップの存在、香川真司との思い出…

2020.02.07

[写真]=Getty Images

 ヨーロッパサッカー界最大の祭典『EURO2020』が、今年6月に開催される。4年に1度、“欧州ナンバー1”を懸けた真剣勝負には、各国のトッププレイヤーたちが集結し、「ワールドカップ以上」とも称されるハイレベルな戦いが繰り広げられる。

 マンチェスター・Cに所属するMFイルカイ・ギュンドアンも、ドイツ代表として出場を目指している1人だ。1月、ロンドンで開催されたアディダス社のイベントに登場したギュンドアンが、サッカーキングの独占インタビューに応じてくれた。ユーロへの意気込み、2016年から共に戦うペップの存在、香川真司との思い出とは……?

取材・文=藤井重隆
写真=Getty Images
取材協力=アディダス

ペップは「すごく細かいところまで注意深く指導する」


――今年の夏、ドイツ代表としてはユーロが控える。チームとして、個人としての目標は?

「個人的には常に全力を尽くし、レギュラーとしてピッチに立ち、全力でプレーしてチームに成功をもたらすこと。それは常に変わらないし、心がけていることだね。ユーロはドイツにとっても、常に優勝できるチャンスがある大会だし、個人としてもアピールできる場だと思っている」

――マンチェスター・Cでジョゼップ・グアルディオラ監督に求められていることはある?

「ペップは常に『ベスト』を求めてくる監督だし、だからこそ世界一の監督と言われているのだと思う。選手は常にベストな状態である必要があるし、そうでなければ使ってもらえない。毎回、競争の激しい練習や試合でベストを尽くす必要がある。彼の下では、自分の技術も向上できるし、戦術も向上できる。MFとしてのアドバイスもしてくれる。だから僕は彼の下でプレーできることをうれしく思うし、特別な環境にいると感じている」

――今までの監督と比較して、ペップの違いは?

「戦術面での違いが大きいと思う。彼の戦術はベストだと思うし、すごく細かいところまで注意深く指導する。ピッチの選手全員にオフ・ザ・ボール、オン・ザ・ボールの動きを細かく指示する。だから常に頭を働かせておく必要があるし、理解力もなければならない。彼はバルセロナで大きな成功を成し遂げ、バイエルンでも多くの栄冠を勝ち取った。そして今、マンチェスター・Cで同じような栄光を目指して戦っている。毎シーズン、タイトルを獲得するのは難しいことだけど、それを実現させるからこそ、彼は世界トップの監督なんだろうね」

――マンチェスター・Cでの自分の役割は?

「僕のプレースタイルはチームに合っていると思う。監督の戦術が僕のプレーと合致しているし、お互いのことを分かり合えていることも大きい。彼は僕のプレーをずっと前から見てきてくれたから、3年半前(2016年夏)にこのクラブに呼んでくれたと思っている。これまでともに数々の栄冠を勝ち取ってきたし、今後も勝ち取りたいと思う。僕と監督の相性はいいよ」

香川真司に「毎月1回は連絡しているよ」


――日本のファンはソーシャルメディアを通して、香川真司と今もいい関係が続いていることを知っているけど、今も連絡を取っている?

「今も彼との関係はとてもいいね。彼はスペインで、僕はイングランドだから、会うのは難しいけど、ワッツアップで会話もするし、メッセージもする。毎月1回は連絡しているよ。直接会ったのは、だいぶ前になるけど、常につながっている。ドルトムントでの彼との思い出は素晴らしかった。彼とのコンビネーションは今でも覚えているし、ともに栄光を勝ち取った仲だ。プライベートでもよく遊んでいたし、仲のいい友達だよ」

――2020年の目標は?

「自分の最高のプレーを見せ続けること。まだシーズンの途中だけど、多くのトロフィーを勝ち取れるチャンスがある。夏のユーロではドイツ代表で中心選手としてプレーして成功を収めたい」

――日本のファンへ向けてメッセージを。
「僕だけでなく、マンチェスター・Cドイツ代表もサポートしてくれたらうれしい。日本には3回行ったことがあるけど、温かく迎えてくれた思い出があるから、また訪れる日を楽しみにしているよ」

PREDATORが“デーモンスキン”を搭載してパワーアップ!

 イルカイ・ギュンドアンを支えるアディダスの『PREDATOR(プレデター)』。ボールコントロールにフォーカスされた一足は、ドイツ屈指のゲームメーカーの重要な相棒だ。他にもポール・ポグバ、ファビーニョ、アイメリク・ラポルテらが着用し、世界トップレベルのプレーを演出してきた。

 だが、その進化は留まることを知らない。2020年1月、新たに発表されたPREDATORは新テクノロジー“デーモンスキン”を搭載し、さらなる進化を遂げた。



――新しくなったプレデターの印象は?

「これを履いてプレーすることを楽しみにしている。練習で2回履いたけど、心地いいフィット感があったし、いい感じだ。テストスパイクは1カ月ほど前に試した。新しいスパイクに適応するのには少し時間がかかるけど、“デーモンスキン”を身に着けてプレーするのが本当に楽しみだよ。仕上がりには満足しているね」

――過去のプレデターと比べて大きな違いは?

「大きな違いは、やはり“デーモンスキン”だ。コントロール面で僕の力になってくれると思うし、これを履いてより良いプレーをしたい。僕はMFだし、ゲームメイカーだから、プレデターは僕のような選手に合ったスパイクだ。プレーするのが楽しみだね。

僕はMFだから試合を組み立てる必要がある。ボールに触れる機会が多いし、常にファーストタッチが良くなくてはならないし、パスの技術も正確でなくてはならない。この“デーモンスキン”を使って、スピンやカーブ、コントロールの精度も上がると思うし、レベルアップを図れると思う。これまでもプレデターをずっと履いてきたし、これを履いてプレーするのが本当に楽しみだ」

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