デレ・アリ、不適切投稿で1試合の出場停止＆罰金処分…次節マンU戦を欠場

　イングランドサッカー協会（FA）は、トッテナムに所属するイングランド代表MFデレ・アリに対して処分を下した。公式サイトが伝えている。

　デレ・アリは今年2月、空港ラウンジでアジア系男性を無断撮影したうえ、ハンドウォッシュのボトルとともに『スナップチャット』に投稿。これが人種差別的な投稿だとして問題となっていた。

　デレ・アリは差別的な意図を否定していたが、FAはソーシャルメディアの投稿が FA の規則 E3（1）に違反していると独立規制委員会が判断したと発表。これはE3（2）で侮辱的／不適切／試合に悪評をもたらすこと、人種／肌の色／民族的起源／国籍を対象とした投稿と定義されている。

　これによりデレ・アリは1試合の出場停止処分に加え、5万ポンド（約674万円）の罰金と教育コースを受講するという処分を受けた。これによりプレミアリーグ第30節マンチェスター・U戦を欠場することとなった。

　デレ・アリは自身のツイッターで「FAの決定を受け、僕の行動によって傷ついた人に再度謝罪したい。今では想像以上に我々に影響を与えているウイルスについてのとても稚拙なジョークだった。僕は人種差別を嫌っている。だからFAが僕の行為が人種差別主義者ではないと確認してくれたことに感謝している。僕たちは皆、自分が使う言葉や行動、そしてそれが他の人にどのように受け取られるかに注意を払う必要がある」とコメントしている。