CLで結果を残せずにいるマンC [写真]=Getty Images
今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で優勝が期待されたマンチェスター・Cだが、リヨンに1-3で敗れ、3年連続の準々決勝敗退となった。2016年にジョゼップ・グアルディオラ監督が就任して以降、2度のプレミアリーグ優勝を成し遂げ、昨シーズンは国内3冠を達成。しかし、CLでは一度もベスト8の壁を越えられていない。
悲願の欧州制覇を成し遂げるためには何が足りないのか。地元紙『マンチェスター・イヴニング・ニュース』は「来シーズンに向けてトレーニングで取り組むべき3つのこと」と題した記事を公開し、3つの改善点を挙げている。
1.主力のセンターバックを固定すること
『マンチェスター・イヴニング・ニュース』がまず提案したのは、センターバックコンビを固定することだった。リヨン戦で従来の4バックではなく、3バック(3-4-3)を採用した理由について、グアルディオラ監督は「センターバックのスピード不足を懸念した」と明らかにしている。しかし、センターバックの一番手はフランス代表DFアイメリク・ラポルテで、彼と組むのは本職が守備的な中盤のブラジル代表MFフェルナンジーニョ、あるいは若いスペイン人DFエリック・ガルシアになる。「いくら選択肢があっても傑出したセンターバックコンビが1組もないのは問題だろう」と、同紙は主張する。
来シーズンは、オランダ代表DFネイサン・アケが加入。センターバックのスピード不足は多少改善されそうだが、一方でE・ガルシア、イングランド代表DFジョン・ストーンズ、アルゼンチン代表DFニコラス・オタメンディの去就は分からない。「ビッグゲームで必ず起用されるような“頼れる”センターバックコンビがいれば、選手全員が慣れ親しんだメンバーで自信を持って試合に臨めるだろう」として、同紙はベストなコンビを見出すことが最優先だとした。
2.3バックシステムを極めること
リヨン戦で採用した3バックは議論の的になっているが、『マンチェスター・イヴニング・ニュース』は「シティに適するポテンシャルを持つ」として、今後も継続的な採用を支持している。その理由は「攻撃思考の強いDFが多く揃う」からで、「ビッグゲームでの合理的なプランBとして期待できる」と主張している。3バックでプレーすること自体がダメなのではなく、「今シーズン、3バックを採用した試合で選手たちが自身の役割に少し戸惑いを見せていた」のが問題だったという。ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンもリヨン戦後に、「勇敢さを欠いた。CLの重要な試合で少しナーバスになる傾向がある」と認めている。
本来、マンチェスター・Cの選手たちは、流動的にポジションを変えることや、フォーメーションの変更にも対応できる実力者ばかり。3バックの機能性をさらに高めることが必要だと同紙は説く。
3.シュート練習をすること
今シーズン、マンチェスター・Cは公式戦で149ゴールを記録した。これは、イングランドサッカーにおいて歴代3位の記録になる(1位は2018-19シーズンのシティで169ゴール、2位は2013-14シーズンのシティで156ゴール)。
しかし、大量得点で勝利した試合もある一方、逸機が響いて勝利を逃した試合も少なくなかった。リヨン戦がまさにそうしたゲームであり、イングランド代表MFラヒーム・スターリングが完全にフリーであるにも関わらずシュートを外したシーンは今シーズンを象徴するようなシーンだった。
『マンチェスター・イヴニング・ニュース』は、「シュート練習を提案するのは馬鹿げて聞こえるかもしれないが」と前置きしながらも、「来シーズンに向けて、ゴール前での落ち着きと判断精度を向上させることは必須だ」と主張。また、相手チームが自陣深くに人数をかけて守備を固める試合が多いため、「“彼ら”の決定力も必要不可欠」とし、前線の選手だけでなく、中盤の選手たちの決定力向上を訴えている。
(記事/Footmedia)
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