クラブ別のユニフォーム売上ランキングトップ20を紹介 [写真]=Getty Images
12日に開幕した2020-21シーズンのプレミアリーグ。新型コロナウイルスの影響で無観客での試合開催が続いているが、サポーターたちはフットボールライフを再び満喫していることだろう。そんな彼らに欠かせないのが、ひいきのチームのユニフォームだ。特に毎年発表される新ユニフォームを手に入れることは、サッカーファンにとっての恒例行事と言える。
では、英国で新ユニフォームの売れ行きが最も良いクラブはどこなのか。同国のファッション通販サイト『LoveTheSales』は、イングランドの1部リーグ(プレミアリーグ)から4部リーグ(フットボールリーグ2)に属する全92クラブを対象に独自調査を実施。系列サイトの『LoveTheSales.com』で新“ホーム”ユニフォームの売れ行きをランキング形式で発表した。ここではそのうち上位20クラブを紹介する。
※ランキングは9月14日発表時点のもの
※調査時点で92クラブのうち3クラブは新ホームユニフォームが未販売
▼20位 ウェスト・ブロムウィッチ
3シーズンぶりのプレミア復帰を決めたウェストブロムが20位。昨年の順位から16ランクアップを達成した。
▼19位 レスター
昨季はトップ4争いを繰り広げたレスターだが、ユニフォームの売れ行きに関しては昨年から5ランクダウンの19位となっている。
▼18位 ワトフォード
昨季はプレミアからの降格が決まったものの、今回発表されたランキングではトップ20入り。昨年から4ランクアップを達成した。
▼17位 ブレントフォード
今回、大幅なランクアップを果たしたのが、チャンピオンシップ(2部)に在籍するブレントフォード。前年比で39ランクアップを実現した。昨季は昇格プレーオフで敗退したものの、2部リーグ3位と躍進したのが大きな要因だという。
▼16位 サウサンプトン
昨季はトップ20圏外だったサウサンプトン。新ユニフォームのリリース後に、胸に入っているメインスポンサーが変わるというアクシデントに見舞われたが、たすき掛けのデザイン自体は好評のようので、16位に入った。
▼15位 ボーンマス
昨季プレミアの“降格組”のうち最上位に入ったのがボーンマスだった。前年比で23ランクアップを達成。2部に落ちたチームを支えようとするサポーターの熱い思いが伝わってくる。
▼14位 クリスタル・パレス
8シーズン連続のプレミアリーグ在籍はクラブ史上最長記録。バルセロナの新ユニフォームがクリスタル・パレスのデザインに酷似していると話題になったことも影響したのか、前年比で3ランクアップを達成した。
▼13位 リーズ
17年ぶりのプレミア復帰を果たしたリーズが13位に入った。昨季はクラブ創設100周年を記念したユニフォームで昇格を達成。サプライヤーがKappaからAdidasに変わった今季のユニフォームはチームにどんな幸運をもたらすか。
▼12位 ウルヴァーハンプトン
2018年のプレミア復帰以降、2シーズン連続で7位。ピッチ上で安定した成績を残しているが、ユニフォームの売れ行きも順調なようで、前年から1ランクアップの12位となった。
▼11位 ニューカッスル
昨年は9位とトップ10入りを果たしていたが、今回のランキングは11位に低下。ここ数年はチームの成績も芳しくなく、今季こそ古豪復活を告げるシーズンにしたい。
▼10位 ブライトン
前年比で18ランクアップを達成し、トップ10入りを果たした。白い襟とピンストライプが最大の特徴で、英国メディアの間でも好評を博している。
▼9位 アストン・ヴィラ
昨季、クラブ史上初めてKappaとのサプライヤー契約を締結。2シーズン目となる今季は、ピンストライプが薄く入ったユニフォームが採用された。ランキングは8位だった前年とほとんど変わらない。
▼8位 ウェストハム
昨年の10位から2ランクアップ。クラブ創設から125年を迎えたため、クラシックなデザイン採用された。ロンドンに本拠地を置くチームとしては4番目の売れ行きを誇る。
▼7位 エヴァートン
チェルシーほどではないが、今夏はハメス・ロドリゲス、アブドゥライエ・ドゥクレ、アランなど好選手を補強。とりわけハメスの加入発表後には、売れ行きが32パーセントもアップしたという。
▼6位 トッテナム
昨年の7位から1ランクアップ。エースのハリー・ケインも「良い感じだ」と新たなデザインを気に入っているようだ。ただ販売価格が1枚100ポンド(約13500円)と、プレミア全20チームで最も高い。
▼5位 マンチェスター・C
昨年から1ランクダウンとなったマンチェスター・C。地元のストリートで見られる象徴的なモザイクをモチーフにしたという新ホームユニフォームはなかなか斬新だ。プレミアでは王座奪還、チャンピオンズリーグでは悲願の優勝を目指す。
▼4位 マンチェスター・U
こちらも1ランクダウンとなったマンチェスター・U。エンブレムの織り糸から着想を得たという独特の柄と質感が最大の特徴だ。ただ『FOX SPORTS』は、「ロンドンのバスのシート柄を思わせる」と辛口だった。
▼3位 リヴァプール
昨季は30年ぶりのリーグ制覇を果たしたが、ユニフォームの売れ行きは前年比で12%減と言われており、ランキングも1位から3位に転落。バスケットボール界のスーパースターであるレブロン・ジェイムズがインスタグラムで新ユニフォームを紹介したこともあって、滑り出しは好調だったが、その後は伸び悩んでいるようだ。
▼2位 チェルシー
前年の5位から2位にジャンプアップしたのがチェルシー。今夏の大型補強もあって、ユニフォームの売れ行きが前年比84%増を記録しているという。どの選手の名前と背番号をプリントすべきか、悩むサポーターも多いかもしれない。
▼1位 アーセナル
並みいる強豪を抑えて首位に立ったのはアーセナル。ミケル・アルテタ監督のもとで再建が進み、プレミアでは連勝スタートを果たした。優勝争いを演じることができれば、売り上げもさらに伸びそうだ。
ここまでトップ20を紹介してきたが、新型コロナウイルスの影響で全体的にユニフォームの売れ行きが減退していることも伝えておきたい。『LoveTheSales.com』によると、英国内の売り上げは昨シーズンの推定2390万ポンド(約34億円)から1500万ポンド(約20億円)も減少することが予想されるという。
『LoveTheSales.com』の共同設立者であるスチュアート・マックルア氏は、プレシーズンのツアーとスタジアム観戦がなかったことが大きいと分析。「前年比で63%も売り上げが落ち込んでいる」と現状を明かしている。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia