クロップ監督がチアゴについて言及 [写真]=Getty Images
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、加入したばかりのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを起用した理由を明かした。20日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
プレミアリーグ第2節が20日に行われ、リヴァプールはアウェイでチェルシーと対戦。前半終了間際にDFラインの裏に抜け出したサディオ・マネが倒され、相手DFアンドレアス・クリステンセンがレッドカードで退場に。数的有利となり後半を迎えると、50分にマネがヘディングで先制点を記録。54分にはGKケパ・アリサバラガのミスを誘ったマネが追加点を挙げ、2-0で勝利を収めた。
この試合、数的有利となった後半開始から18日に加入を発表したばかりのチアゴがジョーダン・ヘンダーソンに代わって起用されたことが話題に。クロップ監督は獲得直後の選手を起用することには慎重でチームに慣れさせてから起用することも多い。しかし、チアゴは加入発表からわずか2日後にデビューを果たしたことで驚きの声も上がっている。
それでもデータサイト『Opta』によると、チアゴは後半から出場したこの試合で75本ものパス成功数を記録。これはプレミアリーグが記録を取り始めた2003-04以来、45分間のみ出場した選手の中では最多の数に。さらに、75本というパス成功数は、この日対戦したチェルシーの誰よりも多い数字となるなど、相手が10人となっていた影響もあったものの、デビュー戦で好パフォーマンスを披露した。
クロップ監督は試合後、「我々はもっとボールを早く回す必要があった。パススピードを上げて、より簡単にね。そして、レッドカードが出たことで試合は完全に変わったんだ」と前半の反省点を語りつつ、後半からチアゴを起用した理由について次のように説明した。
「ヘンド(ヘンダーソン)からは少し打撲があったけどまだ出たいと言われた。しかし、私は『リスクを負うことはしない』と言ったんだ。そこで決断を下す必要があり、チアゴを起用しようと思った」
「なぜなら、10人を相手に対する練習ができていなくても、あのポジションでプレーする完璧な選手だと言えるからね。今日彼が見せたプレーはすべてが自然だった。全くもって完璧ではなかったが、パスやプレーはすべて自然だった。それは本当にいいことだ。クリーンシート(無失点)で、アリ(アリソン)はPKを止めて、チアゴがデビューした。ヘンドに何も問題がなければ、完璧な1日になったね」
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By サッカーキング編集部
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