注目の大一番、マンCvsリヴァプールはドローに終わった [写真]=Getty Images
8日に行われたプレミアリーグ第8節では、マンチェスター・Cとリヴァプールが対戦した。13分にモハメド・サラーがPKを決めてリヴァプールが先制するも、31分にガブリエル・ジェズスが同点ゴールをマーク。その後スコアは動かず、注目の大一番は1-1のドローに終わった。イギリス紙『ミラー』はこの試合を“5つのトーキングポイント”とともに振り返っている。
■プレミアの最高峰
『ミラー』がまず指摘したのは、この試合の素晴らしさだった。両チームの対戦は“外れ”がほとんどないが、今回の一戦もまた「プレミアリーグにとって最高の広告塔となるゲーム」だったと振り返っている。お互いに相手を警戒し、膠着したゲームになる可能性があったものの、蓋を開けてみれば、前半から目まぐるしく攻守が入れ替わり、30分過ぎまでに両チームがネットを揺らす展開に。ドロー決着となったものの、見応え十分だった。
解説者を務める元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は試合前、「好スタートを切ったのはトッテナムやレスターだが、最終的にタイトルを争うのはリヴァプールとシティだけだ」とコメント。思い切った発言に思われたが、「この試合で両チームが見せたレベルの高さを考えれば、彼(キャラガー)の意見は的を得ているようだ」と『ミラー』も記事をつづっている。
■クロップの大胆な采配
フィルミーノか、ジョッタか――。試合前にリヴァプールサイドで注目されていたのは、前線のメンバー選考だった。ここのところ精彩を欠くロベルト・フィルミーノではなく、絶好調のディオゴ・ジョッタを起用すべき、という意見も少なくなかった。しかしユルゲン・クロップ監督は両選手をスタメンから同時起用し、ファンを大いに驚かせている。
当然リスクはあったものの、リヴァプールはいつも以上の激しさを見せ、特に前半はマンチェスター・C以上に危険なシーンを作り出した。システム変更(この試合では4-2-3-1を採用)により、マンチェスター・Cのカウンターに対しては脆さもみせたが、『ミラー』は「また一つ魅力的な光景が追加されたに過ぎない」と好意的に捉えている。
いずれにせよ、サラー、フィルミーノ、ジョッタ、サディオ・マネの“カルテット”は「格下相手との試合でより猛威をふるうだろう」と『ミラー』。リヴァプール・ファンも豪華メンバーによる攻撃を興味深く見守っていくはずだ。
■ウォーカーのアップグレードが必要
この試合で『ミラー』が厳しい評価を下したのが、マンチェスター・Cのカイル・ウォーカーだった。前半11分、逆をつかれたマネを倒したとしてPKを献上。やや厳しい判定にも思われたが、解説者の元アイルランド代表MFロイ・キーンも「彼は同じミスを犯し続けている。だから罰を受けるのは当然」と同選手の対応を批判した。
今もジョゼップ・グアルディオラ監督からの信頼は厚く、今季の出来も決して悪いものではない。しかしリヴァプール戦の出来については、『ミラー』も「ピークを過ぎた選手のようだった」と評した。さらに同紙は「これから若くなるわけではなく、マネのようなスピードのある選手に対して苦労し続けるのは目に見えている」とし、「新たな選択肢を探すべき時がきているのかもしれない」と主張。冬の移籍市場での動きに要注目だとしている。
■シャキリはまだ有用
昨季は出場機会が激減し、今夏の退団も噂されたジェルダン・シャキリ。リヴァプールのスイス代表MFはしかし、10月27日のチャンピオンズリーグ・ミッティラン戦でフル出場を果たすと、プレミアリーグでは2試合連続で途中からピッチに立った。
シティとの大一番でも、最初の交代で出番を得たのがシャキリ。『ミラー』は「クロップ監督がまだ彼に信頼を置いている証」だとし、「今後も大きな役割を担っていくだろう」と活躍に太鼓判をおしている。一方、ポジションを争う南野拓実は今季初のメンバー外となった。今後の挽回に期待したいところだ。
■“ジェズス問題”は決着つかず
殊勲の同点弾を挙げてマンチェスター・Cに勝ち点1をもたらしたガブリエル・ジェズスだが、『ミラー』は「この夜も彼の良いところと悪いところの両方が出た」と指摘している。得点の場面では、見事なターンでトレント・アレクサンダー・アーノルドをかわし、同胞のアリソンが守るゴールを打ち破った。しかし後半、ジョアン・カンセロから放たれたクロスに頭で合わせたシーンでは、ゴールの枠を捉えることができなかった。
テクニカルなシュートを決める一方、明らかな決定機を外すことも少なくないG・ジェズス。今季で契約が満了するセルヒオ・アグエロは32歳となり、彼の後継者に相応しい選手かどうかという議論は続いているが、「今も一貫性がなく、審査はまだまだ継続中」と『ミラー』は結論づけている。
(記事/Footmedia)
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