[写真]=Getty Images
レアル・マドリードに所属するスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが欧州の最多代表キャップ数を更新した。同選手は14日に行われたUEFAネーションズリーグ・グループステージ第5節のスイス戦で通算177試合目の代表戦出場を果たし、ユヴェントスに所属する元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの記録を1試合上回って欧州最多記録を樹立している。
若くして代表デビューを果たす選手は数多く存在するが、長く活躍し続ける選手はほんの一握りでしかない。では、プレミアリーグの各クラブで代表戦出場数が最も多い選手は誰なのか。イギリスメディア『Football365』や各国サッカー協会のデータをもとに紹介する。
※各選手の代表出場数・得点数は、日本時間11月16日時点のもの
▼アーセナル
メスト・エジル(元ドイツ代表/92試合・23得点)
クラブで出場機会を失っているエジルが、アーセナルの代表最多出場選手となる。2018年7月に代表引退を表明するまで、92試合に出場して23得点を記録。2014年のブラジル・ワールドカップではドイツを優勝に導いた。
▼アストン・ヴィラ
ベルトラン・トラオレ(ブルキナファソ代表/52試合・8得点)
代表デビューは15歳のとき。赤道ギニア戦で初出場を果たし、25歳にして「52」の代表キャップ数を誇る。同クラブ2位は“エジプトのトレゼゲ”ことマフムード・トレゼゲで、44試合の出場数を記録している。
▼ブライトン
マシュー・ライアン(オーストラリア代表/59試合・0得点)
ブライトンの代表最多出場選手は、日本代表の前にも立ちふさがったオーストラリア代表守護神。2012年12月の北朝鮮戦でデビューして以降、59試合の出場を誇る。
▼バーンリー
ヨーハン・ベルク・グズムンドソン(アイスランド代表/77試合・8得点)
2008年の代表デビュー以降、77試合の出場歴を誇るアイスランド代表の重鎮。EURO2016、2018年ロシアW杯と、国際主要大会に続けて出場したが、EURO2020は12日に行われたプレーオフに敗れて出場権を逃した。
▼チェルシー
オリヴィエ・ジルー(フランス代表/104試合・42得点)
今年10月のウクライナ戦で代表通算100試合出場を達成。その試合で2ゴールを奪い、フランス代表の得点ランキングで歴代2位に躍り出た(42得点)。1位のティエリ・アンリ氏(52得点)まで、あと9ゴールに迫っている。
▼クリスタル・パレス
ウェイン・ヘネシー(ウェールズ代表/94試合・0得点)
今年9月のフィンランド戦で代表通算35度目のクリーンシートを達成。ネヴィル・サウスオール氏が持っていたウェールズ記録を更新すると、10月のアイルランド戦では、歴代単独2位となる93試合出場を成し遂げた。
▼エヴァートン
ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表/79試合・22得点)
エヴァートンの代表最多出場選手は、コロンビア代表の“10番”を背負うハメス・ロドリゲスで79試合に出場。アイスランド代表の“10番”を背負うシグルズソンが78試合で、ハメスに続く。
▼フルアム
アレクサンダル・ミトロヴィッチ(セルビア代表/60試合・36得点)
代表通算60試合目となった12日のスコットランド戦でPK戦の5人目キッカーを務めたが、相手GKにセーブされてEURO2020出場権を逃した。ただ、通算得点数は「36」とセルビア代表の歴代最多記録まで2ゴールに迫っている。
▼リーズ
スチュアート・ダラス(北アイルランド代表/51試合・3得点)
12日に行われたEURO2020プレーオフで、代表通算50試合出場を達成。しかし、スロヴァキア相手に苦杯をなめ、2大会連続の本大会出場とはならなかった。
▼レスター
ジョニー・エヴァンス(北アイルランド代表/88試合・4得点)
ダラスの同胞、エヴァンスがレスターの代表最多出場選手。通算88試合出場は北アイスランド代表の歴代6位タイの記録になる。今シーズンも好スタートを切ったレスターで中心的役割を担う。
▼リヴァプール
ジェルダン・シャチリ(スイス代表/86試合・22得点)
ワールドクラスが揃うリヴァプールで、代表戦出場数が最も多いのはシャキリだった。2010年3月の代表デビューから今年で10年を迎え、86試合に出場。22得点を記録している。
▼マンチェスター・C
セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン代表/97試合・41得点)
マンチェスター・Cのエースは代表100試合出場まで、あと3試合。ケガのため今月の代表活動には参加できず、節目の記録に到達するのは来年へ持ち越されることになった。
▼マンチェスター・U
エディンソン・カバーニ(ウルグアイ代表/117試合・51得点)
ウルグアイ代表での出場数は「117」を数え、ディエゴ・ゴディン(138試合)、マキシ・ペレイラ氏(125試合)に次いで、歴代3位の記録になる。51得点を上回るのは、ルイス・スアレス(63得点)しかいない。
▼ニューカッスル
デアンドレ・イェドリン(アメリカ代表/62試合・0得点)
2014年にユルゲン・クリンスマン監督から初招集を受け、代表デビュー。同年のブラジルW杯にも出場した。今月の活動には参加していないが、アメリカ代表の重鎮選手の一人だ。
▼シェフィールド・U
オリヴァー・ノーウッド(元北アイルランド代表/57試合・0得点)
ダラスやエヴァンスと共にEURO2016に出場したが、昨年、28歳にして代表からの引退を発表。当時、北アイルランド代表を率いていたマイケル・オニール監督は「100キャップに到達し、素晴らしいレガシーを残す可能性があった」とコメントし、早すぎる決断を惜しんだ。
▼サウサンプトン
シェーン・ロング(アイルランド代表/85試合・17得点)
来年34歳になるストライカーは、2007年の代表デビューから欠かせぬ戦力として活躍し、これまで85試合に出場。サウサンプトンでの出場数も200試合を超えている。
▼トッテナム
ウーゴ・ロリス(フランス代表/119試合・0得点)
フランス代表の正守護神にして不動のキャプテン。2018年ロシアW杯のペルー戦で代表通算100試合出場を達成し、現在、その記録は「119」にまで伸びている。まだ33歳ということを考えると、リリアン・テュラム氏が持つ歴代最多記録(142試合)を塗り替える可能性も十分にあるだろう。
▼ウェスト・ブロムウィッチ
ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ(元セルビア代表/105試合・13得点)
代表通算105試合出場はセルビアの歴代最多記録。2018年のロシアW杯終了後に代表引退を発表するまで、キャプテンも長く務めていた。経験豊富なリーダーの加入は、プレミア復帰を果たしたウェスト・ブロムウィッチにとっても心強いはずだ。
▼ウェストハム
アンドリー・ヤルモレンコ(ウクライナ代表/92試合・38得点)
新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、14日のドイツ戦は欠場。それでも100試合出場が目前に迫っており、現代表監督のアンドリー・シェフチェンコ氏が持つ歴代最多得点記録(48得点)にも、あと10ゴールで並ぶ。
▼ウルヴァーハンプトン
ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル代表/128試合・7得点)
2005年に代表デビュー。14日のフランス戦が通算128試合目の出場となり、ルイス・フィーゴ氏の記録(127試合)を上回って歴代単独2位に躍り出た。ポルトガルの最多出場選手はクリスティアーノ・ロナウドで169試合を数える。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia