19歳DFサリバがニースへレンタル移籍…アーセナルでは出番に恵まれず

　アーセナルは4日、同クラブに所属しているU－20フランス代表DFウィリアン・サリバが、ニースへレンタル移籍することを発表した。契約期間は今シーズン終了時までとなっており、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると契約に買い取りオプションは付随していないという。

　サリバは2001年3月24日生まれの現在19歳。サンテティエンヌの下部組織出身で、2018－19シーズンにはトップチームの公式戦通算で19試合に出場した。安定感のあるパフォーマンスが評価されて一躍ビッグクラブ“注目の的”となり、シーズン終了後にアーセナルへの完全移籍が決定した。2019－20シーズンはレンタル移籍という形でサンテティエンヌに残留し、公式戦17試合に出場。今夏にアーセナルへ合流していた。しかし、ミケル・アルテタ監督が率いるチームでは全く出場機会を得られず、今シーズンはU－21チームでの出場がメインとなっていた。

　アーセナルのテクニカル・ディレクターを務めるエドゥ氏は、サリバのレンタル移籍について以下のようにコメントしている。

「ウィリアン・サリバはとてつもない才能と可能性を持ち合わせた選手だ。彼が我々とともに素晴らしいキャリアを歩むことを確信しているが、彼がまだ19歳で、多くの時間が残されていることを忘れてはならない。彼は昨季、負傷の影響でプレー時間が制限されたり、新型コロナウイルスの影響でリーグ・アンが打ち切りになったりと、非常に難しい時間を経験した。だから、我々はウィリアンと話し合い、残りのシーズンをニースへのローンで過ごすことを決めた」

「これが彼の成長を促すのに最も適している。ニースへ行ってからも彼とは常に連絡を取り合う。シーズンが終わる頃、彼がどれほど成長しているのかを楽しみにしている」